レファレンス事例集

江戸東京博物館図書室のレファレンス事例集

 

国立国会図書館運営レファレンス協同データベースwindow openで江戸東京博物館図書室が提供した事例が検索できます。


(※「レファレンス」とは利用者が学習・研究・調査等で図書室に情報を求めた場合に、図書室の機能を活用して、参考となる資料をご案内するサービスです。)


●フリーワードから探す
事例をフリーワードから検索できます。


●江戸東京博物館図書室の事例をすべて見る



 

2015/06/08

門松はいつ片づけるか。(2007年)

 正月の門松や松飾りは年末年始にかけて飾られ、門松を立てている期間を「松の内」などといいます。門松をとりはずす日は所により違いますが、早いところで1月4日、1月7日や15日に撤することが多いようです。とりはずされた門松は1月7日や小正月(1月14・15日)の行事「どんど」(「とんど」「左義長」「鳥追い」ともい...

2015/06/08

皇居にある二重橋は元々違う名前で呼ばれていた?(2006年)

 【資料1】によれば「西丸大手下乗橋」といい「俗にめがね橋とも言った」ということです。いわゆる「二重橋」は俗称であり、正式名称は手前の石橋が「正門石橋」、奥の鉄橋が「正門鉄橋」です。「二重橋」という名称については、石橋が二重アーチの橋桁を持つことからと言う説、石橋と鉄橋が外から見ると二重に見える...

2015/06/08

御三卿とは? いつ設けられ、祖は誰か?(2006年)

 御三家(尾張・水戸・紀伊)のように独立した大名ではなく、江戸城の田安・一橋・清水門内の屋敷に居住、将軍家内の部屋住の地位にあった、とあります。すなわち、御三卿=田安・一橋・清水家です。田安家は1731年(享保16)に創立、祖は第8代将軍吉宗の二男宗武。一橋家は1740年(元文5)に創立、祖は同...

2015/06/08

江戸の酒にはどのようなものがあったのか。(2006年)

 江戸で飲まれていた酒は大部分が上方から輸送された「下り酒」であったようですが、いくつか江戸の酒もありました。  『江戸買物独案内』(花咲一男編,渡辺書店,1974,6721/22/74)『江戸の商標』(花咲一男編著,岩崎美術社, 1987,6721/25/87)『「お菓子とお酒の大合戦」展-錦絵太平喜餅酒多多買』(虎屋,虎屋文庫編...

2015/06/08

東京オリンピック(1964年)聖火リレーの日程、総距離、走者総数は?(2006年)

 古代オリンピック発祥の地、ギリシャのオリンピアから採った火をトーチ・リレーによってオリンピック会場へ運ぶ「聖火リレー」は、カール・ディウムの発案により、1936年ベルリン大会から始められました。   1964年東京大会の聖火は、同年8月21日にオリンピアで採火され、アジア地域12カ国を経て9月7日に沖縄へ到着。...

2015/06/08

江戸時代、寺子屋の授業料はいくら?(2006年)

 金額に明確な定めはありません。一般的に寺子屋に通う場合は師匠に、入門料である「束脩(そくしゅう)」と授業料である「謝儀」を納めました。江戸と地方では謝礼の傾向が異なりましたが、江戸では銭を納める事が多かったようです。そのほか盆暮などに付け届けが行われていたようですが、もちろんすべての寺子屋に当...

2015/06/08

江戸時代、うなぎのかば焼きは開いていなかった?(2006年)

 かば焼きの語源のひとつにかかわることですが、これは本当で、『図説江戸時代食生活事典』(日本風俗史学会編・雄山閣出版・請求記号3838/4/91)に「古くはウナギを長いまま串に刺して焼いたが、その形がカバ(蒲、ガマともいう)の穂に似ているから蒲焼」という説があるとあります。  『燕石十種』第三巻(岩本佐七...

2015/06/08

江戸紫はなぜ流行したのか。(2006年)

 江戸時代の流行色のひとつ、江戸紫は歌舞伎の「助六」が締めている鉢巻の色としても有名です。 『江戸学事典』(西山松之助他編,弘文堂,1984,2136/2/84-S0)『江戸ことば百話』(西山松之助編,東京美術, 1989,2105/2/89)『江戸東京学事典』(小木新造他編,三省堂,2003,2913/1043/3)によれば、紫は『万葉集』にも見ら...

2015/06/08

江戸時代、各大名家の菩提寺は、それぞれ江戸と国元のどちらにあったのか?(2006年)

 江戸時代の大名は、いくつかの例外を除き、参勤交代のために江戸と国元を往来しました。『藩史大事典』からも、江戸と国元の両方に菩提寺を構える例が多くみられます。 葬地について『探訪・江戸大名旗本の墓』では、「(大名の)多くは生国や国元の菩提寺に葬られた。しかし、江戸で死去した場合、江戸に寺を求めて菩...

2015/06/08

歌舞伎の「病鉢巻(やまいはちまき)」には決まりはあるのか。(2006年)

 歌舞伎においては、「病気である」という演出表現として、「病鉢巻」(備考※1)というこしらえがありますが、これは「紫縮緬の鉢巻きを頭の左で結ぶのが約束」(【資料1】)です。(ただし團十郎型の『寺子屋』の松王丸は「箱結び」にする。) 紫の鉢巻をする扮装では「助六」(備考※2)が有名ですが、こちらは結び目...

2015/06/08

江戸城の大広間には上段・中段・下段があるが、文字どおり段差はあったのか?(2006年)

 平面図だとわかりませんが、1889年(明治22)刊『徳川盛世録』(市岡正一著。平凡社の東洋文庫より1989年復刻。請求記号2105/131/90)の「将軍宣下殿上規式の図」をみると、確かに段差があったことがうかがえます。図説江戸1『江戸城と将軍の暮らし』(平井聖監修。学習研究社より2000年刊。請求記号2105/1089/1)の...

2015/06/08

バレンタインデーの起源について。(2006年)

 2月14日は、『日本キリスト教歴史大事典』(教文館,1988年,1903/1/88)『大衆文化事典』(弘文堂,1991年,3615/1/91)によれば、イタリア人司教ヴァレンティヌス(Valentinus)がローマ皇帝の発した遠征兵士の結婚禁止令に反対したことで、269年頃に処刑された殉教記念日ということです。中世ヨーロッパでは愛の守護聖人と...

2015/06/08

明治5年頃の日本人男性の髪型は、ザンギリ頭とちょん髷(まげ)のどちらが多かったか。(2006年)

 明治4年(1871)8月、政府は「散髪脱刀令」を布告して断髪を許し、これを奨励しました。有名な「ザンギリ頭をたたいてみれば文明開化の音がする」という詞は、同年5月『新聞雑誌』第2号に掲載されて流行したものです。すすんで断髪し、いわゆる“ザンギリ頭”にする者が増える一方、髷に執着する者も多くありました。明...

2015/06/08

犬張子にはどんな意味があるのか 。(2005年)

 犬の形をした張り子細工の玩具を犬張子と言います。子どもの祝い事に犬張子を贈った理由としては、犬が「正直で魔を除き、主恩を忘れず、お産が軽くて生育がよい」(【資料1】)とされたためです。元来「災厄を負わせるものとして、貴族が身辺に置いたり、小児の枕頭に置いたりしたもの」(【資料2】)ですが、時代...

2015/06/08

大名の江戸城登城はどんな様子だったか 。(2005年)

 江戸城の城門は、三十六見附(実際には三十六以上在った)などと言ってたくさん在ったことが知られていますが、『図説江戸2 大名と旗本の暮らし』(平井聖監修・学習研究社・2105/1089/2)によれば、”大名が登城するのは大手門、内桜田門(現在の桔梗門)の二か所と決められていた”とあります。 『図解・江戸城をよ...