レファレンス事例集五十音順別

2019/07/19ま行

江戸東京博物館常設展示室にある「松平忠昌邸」の平面図が載っている本はあるか。(2019年)

(回答) 『模型でみる江戸・東京の世界』(【資料1】)に平面図有り。復元にあたっては「伊予殿屋敷指図」(岡山大学池田文庫所蔵)、「江戸図屏風」(国立歴史民俗博物館所蔵)、「甲良向念覚書」(東京都立中央図書館所蔵)などを利用した。 『東京人』(no.323)(【資料2】)によると、正面となる東側が京間96間(約1...

2018/03/29ま行

日本で最初に現在と同じような名刺が使われたのはいつか。(2017年)

(回答) 【資料1】『図説明治事物起源事典』、【資料2】『舶来事物起原事典』によると、現在と同じような洋式名刺が使われたのは、記録に残っているものとしては、万延元(1860)年、幕府の遣米使節が初めてではないかとされています。 (参考資料) 【資料1】『図説明治事物起源事典』湯本豪一/著 柏書房 1996年 ...

2015/06/08ま行

北町奉行所、南町奉行所はどこにあったのか、史跡はないか。(2001年)

 『図説江戸町奉行所事典』(笹間良彦著 柏書房 1993年)、『考証「江戸町奉行」の世界』(稲垣史生著 新人物往来社 1997年)によると、いくたびもの変遷があることが分かります。 最終的に数寄屋橋に置かれたのが南町奉行所、呉服橋内に置かれたのが北町奉行所と呼ばれ、慶応4年(1868)に共に廃止されるまで存続...

2015/06/08ま行

江戸城内、松の廊下について詳しく知りたい。(2000年)

 江戸城本丸の、浅野長矩が刃傷事件をおこした場所として良く知られているこの廊下は、襖を飾る狩野派の障壁画に松が描かれていたので、 松の廊下と呼ばれています。本丸の大広間とその北側の白書院を結ぶ長い廊下です。大広間を出て西に10.5間(約20.7メートル)、さらに北に直角に曲がって 17.5間(34.5メートル)、全長...