2015/06/08
【資料1】『演劇百科大事典4』(平凡社 1983年 7703/1/4 p.295)(早稲田大学演劇博物館 編『演劇百科大事典』第4巻 (チヨーヒン),平凡社,1961. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2466392 (参照 2025-12-12))
によると、右手右足、左手左足が同時に出るような動きを「ナンバ」といいます。 「ナンバ」という語源については「骨筋の違うという意から、骨筋の違いをなおす医者が大阪の難波にいたのでそれからきたという説」「南蛮人すなわち外国人の動作からきたのだという説」など諸説あります。
以下、「回答プロセス」もご参照ください。
(回答プロセス)
【資料2】『定本武智歌舞伎(5)』(武智鉄二著 三一書房 1980年 7721/32/5 p.82-86)
明治以前までほとんどの日本人は「ナンバ」の動きで歩いており、これが現代の歩行方法に変わった理由として、明治以降徴兵された人たちのナンバの歩行様式が、整列行進や戦闘に向かなかったため、訓練や学校教育のなかで西洋式の動作に変えられていったと述べています。
【資料3】大矢芳弘「評論『ナンバ』源流考」(『歌舞伎 研究と批評』26 歌舞伎学会 2000年12月20日 平成12年12月20日 16500175 p171~180)
「ナンバ」の語源について「今もって定説がなく」と説明しつつ、「南蛮人説」「骨接ぎ説」「滑車説」「かんじき説」などの諸説を紹介しています。その中でも「南蛮から渡来したかんじきを履いて歩くような動作」に着目して論考しています。
【資料4】福原敏男「ナンバの民俗学 : 湿田農耕の芸能化」『東西南北 : 和光大学総合文化研究所年報』2005,和光大学. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/8557883 (参照 2025-12-12)
武智に始まるナンバ論の展開を概観すると同時に、狭義のナンバの動きである「湿田において農耕具を履いて作業する動作に由来することを考察すること」を論考の中心としています。
ほか、下部、「参考資料」もご参照ください。
(参考資料)
【資料5】『しぐさの日本文化』(多田道太郎著 筑摩書房 1980年 9146/B225/80 p.159)
【資料6】『武術の新・人間学』(甲野善紀著 PHP研究所 1985年 7890/11/95 p.173)
【資料7】『千人のさむらいたち 八王子千人同心 ブックレット』(八王子市郷土資料館 1981年 M3674/HA-1/81 p.92)
(備考)
ほぼ日刊イトイ新聞「あなたも超人になれる 第1回 忘れられた身体」 https://www.1101.com/fujin-ido/131index.html
(2014/9/3確認)
神戸市 特集記事「源平特集 合戦と武具」(近藤好和) https://www.city.kobe.lg.jp/a98523/bunsyokan/tokusyukiji.html (2025/2/7確認)
福岡市博物館「No.387 身振(みぶり)都会と田舎のしぐさ」 http://museum.city.fukuoka.jp/archives/leaflet/387/index.html
(2017/10/6確認)
(関連事例)
香川県立図書館「『なんば歩行』の本はあるか。階段の昇降や登山で体に負担がかからない歩き方らしい。」https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000044464 (2025/12/16確認)
(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000013894![]()
