
2015年03月28日(土)〜05月10日(日)
2015年03月28日(土)〜05月10日(日)
「名所江戸百景」は、歌川広重の代表作として位置づけられる名所絵のシリーズです。1856年(安政3)から広重が亡くなった翌年の1859年(安政6)まで、刊行が続けられました。
拡大した近景から遠景を描く革新的な手法や、極端に遠近を強調するなどの斬新な構図を特徴とし、彫り・摺りの点でも優れた、完成度の高い作品です。江戸名所を100枚シリーズで出版する企画は本邦初で、これまで名所として取り上げられていない場所を多数描く点をみても、意欲のほどがうかがえます。
江戸の多彩な都市景観と風俗を描いたこの作品は、後期印象派の画家ゴッホに影響を与えたことでも知られ、国内外で最も有名な浮世絵の一つです。
このたび、常設展示室のリニューアルを記念し、「名所江戸百景」全120枚(2代広重作画、目録を含む)を前期と後期に分けて展示いたします。全点公開は貴重な機会となります。幕末期江戸の名所周遊を存分にお楽しみください。
会期 | 平成27年3月28日(土)~5月10日(日) | ||||||||||
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会場 | 江戸東京博物館 常設展示室 5F企画展示室 電話番号:03-3626-9974(代表)・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分 ・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分 ・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 系統、 墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」 「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分 土曜日は午後7時30分まで(入館は閉館の30分前まで) |
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休館日 | 4月6日(月)、13日(月)、20日(月) | ||||||||||
主催 | 東京都 東京都江戸東京博物館 | ||||||||||
観覧料金 | 常設展観覧料でご覧になれます。
*( )内は20人以上の団体料金。いずれも消費税込み。 *次の場合は常設展観覧料が無料です。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。 *毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。 *家族ふれあいの日(4月18日・19日)に観覧の、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)2名の料金が半額となります。 *特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます) *リニューアル記念として、3月28日(土)~31日(火)はどなたも常設展観覧料が無料になります。 |
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名所江戸百景 大はしあたけの夕立 1857年(安政4)9月 |
名所江戸百景 亀戸梅屋舗 1857年(安政4)11月 |
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名所江戸百景 亀戸天神境内 1856年(安政3)7月 |
名所江戸百景 深川洲崎十万坪 1857年(安政4)閏5月 [展示期間:4月21日(火)~5月10日(日)] |
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名所江戸百景 両国花火 1858年(安政5)8月 [展示期間:3月28日(土)~4月19日(日)] |
広重像(死絵) 1858年(安政5)9月 |
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広重所用の品 袂落とし、煙草入れ 19世紀前半 |
ミュージアムトーク(展覧会みどころ解説)
展覧会担当者による展示解説を行います。常設展示室5階、日本橋下・朝野新聞社前にお集まりください。
日時:4月3日・10日(各金曜日)午後4時から30分程度