2020年7月〈江戸ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2020/07/28展覧会・常設展

7月展示替情報 江戸ゾーン

常設展示室(5-6階)で展示替を行い、7月21日(火)から新たに資料を展示しています。

おすすめの資料を紹介します。

 

2007_江戸ゾーン展示替え

①、むら梨子地なしじあおいようきく紋散もんちらしはなきり唐草からくさもん蒔絵まきえ婚礼調度

Vanity box, A set of basins for ear-cleaning and tool for teeth-blacking, and Cosmetic box

展示コーナー:E1 江戸城と町割り 武家の文化コーナー

展示期間:2020年(令和2)7月21日(火)~9月27日(日)

江戸時代末期(1842-1867年)  静寛院宮(和宮)/所用

 

 静寛院宮(和宮)所用の婚礼調度。葵紋と和宮の葉菊紋、さらには花桐唐草の意匠の蒔絵がほどこされています。くしだい(右)は、鬢台とも呼ばれ、引き出しに櫛やこまごまとした化粧の道具が収納されています。みみだらい(中央)は主に歯黒染めの際に使われました。眉作箱まゆつくりばこ(左)は化粧道具のうち、眉作りのための刷毛・へら・整髪具などを収納しています。(櫛台と眉作箱の収納品、耳盥の付属品は展示していません。)

 

2007_江戸ゾーン展示替え

②、長板ながいた中形ちゅうがたゆかた 籠目かごめ花鳥かちょう

Yukata (Summer kimono) in Cotton with fine patterned wickerwork, Bird, and Flower.

展示コーナー:E8 江戸の美 装いとかざりコーナー

展示期間:2020年(令和2)7月21日(火)~8月23日(日)

1993年(平成5) 長谷川重雄/型彫 小宮康正/型付 山井武之/染付

 

 長板中形は、江戸時代以来の型染め法です。長いもみの張り板に木綿の生地をはり、これに型紙をのせ、裏表に防染糊を型付けして、本藍に浸して染める技法です。

 中形は、江戸で生まれた型染めの模様で、小紋より大型のものをいいます。中形は浴衣の代名詞でもありました。

 この浴衣は、江戸後期の型紙をもとに復元したものです。

 

2007_江戸ゾーン展示替え

③、四ツ谷怪談 戸板返といたがえし之図

The third scene “Board Reversal” in “Tokaido Yotsuya kaidan (Yotsuya Ghost Story)”

展示コーナー:E9 芝居と遊離 演じる・見る―歌舞伎の楽しみコーナー

展示期間:2020年(令和2)7月21日(火)~8月23日(日)

1884年(明治17) 歌川国周/画 福田熊次郎/版

 

 東海道四谷怪談は、怪談劇を代表する歌舞伎狂言。四代目鶴屋南北(1755-1829)作。1825年(文政8)7月の中村座が初演です。

 この絵は、第3幕「砂村隠亡掘すなむらおんぼうぼり」の山場を描いたものです。お岩の夫民谷たみや伊右衛門いえもんの家に伝わる秘薬を盗んだ小仏小平はなぶり殺され、お岩の死体と共に、不義者として戸板の表裏に釘付けられ川に捨てられます。その後、伊右衛門が砂村隠亡掘で釣りをしていると、その戸板が浮かび上がり、お岩が伊右衛門に恨みを述べて苦しめます。

 この画は、その山場を立体的に表現するめくり絵となっており、お岩と小平が表裏に描かれています。

 

2007_tenjigaemap6F

 

2007_tenjigaemap5F