2019年9月〈東京ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2019.09.05展覧会・常設展

9月展示替情報 東京ゾーン

常設展示室(5階)で展示替を行い、9月3日(火)から新たに資料を展示しています。

主な資料を紹介します。

 

 1909_tenjigae_tokyo1

 

(1)「三越呉服店ポスター 諒闇りょうあんる」

 Mitsukoshi Kimono Store's Poster Featuring Mother and Child Wearing Mourning Bands in Observance of the Death of Emperor Meiji

 

展示コーナー:T4 市民文化と娯楽 東京文化展望コーナー

展示期間:2019年9月3日(火)~11月4日(日)

1912年(大正1)

波々伯部ははかべ金洲きんしゅう/画 三越呉服店/発行

 

 三越呉服店、秋の新柄陳列会のポスター。明治天皇の喪に服し、黒いリボンに喪章をつけた母子の姿が描かれています。

 作者の波々伯部金洲は、旧福井藩士の家に生まれ、宮本三平の下で西洋画を学びました。三越呉服店初期のポスターを制作した三間印刷所専属の画家として、「デパートメントストア宣言(元禄模様美人)ポスター」、「大日本麦酒株式会社ポスター」などさまざまなポスターの原画を手がけました。

 

 

 1909_tenjigae_tokyo2

 

(2)「大東京十二景の内 九月 荒川放水路の秋色(足立区)」

  "September: The fall scene of the Arakawa flood control channel (Adachi ward)" from the 12 scenes of the big city, Tokyo

 

展示コーナー:T5 関東大震災 水害都市東京コーナー

展示期間:2019年9月3日(火)~10月6日(日)

1934年(昭和9)2月

藤森静雄/画・版

 

 明治時代、隅田川沿岸では、都市化の進行とともに、年々水害の規模が大きくなっていきました。洪水による被害を食い止めるため、隅田川(荒川)、中川、綾瀬川のバイパスとなる放水路が、政府により建設されました。工事は1911年(明治44)に始まり、20年の歳月をかけて、1930年(昭和5)に竣工しました。

 本資料では、竣工間もない荒川放水路が、東京名所のひとつとして紹介されています。

 

 

 

 展示替え情報_東京1909

 

(3)「染付そめつけ牡丹ぼたん鳥図とりず向高むこうだか小便器しょうべんき

 Blue and white pottery closet bowl of the peony and birds design

展示コーナー:T6 モダン東京 生活の変化コーナー

展示期間:2019年9月3日(火)~2020年2月9日(日)

[明治中期]

 

  江戸時代、向高(桶形の可動式小便器)が用いられ、幕末以降、この形の染付便器が客用として作られました。1891年(明治24)の濃尾震災の復興をきっかけに、瀬戸を中心にこうした染付の小便器や和式の大便器が大量生産され、全国の料亭や上流階級の邸宅に普及しました。

 染付便器には、牡丹、唐獅子、鷹、富士山など吉祥の文様が施されました。

 展示替えマップ東京ゾーン