特別展 1F

2019年09月14日(土)〜11月04日(月)

士 サムライ―天下太平を支えた人びと―

士 サムライ

 日本をイメージするキーワードとして国内外を問わず多く用いられる〝サムライ〟。しかし、その言葉から何を連想するのかは人によって様々です。武家・武士・侍・浪人など、サムライが表す人びとについて、歴史的な実態をふまえてこの言葉を使用しているとは言いがたいのではないでしょうか。そこで本展では、現代のサムライイメージの原点である江戸時代のサムライ=〝士〟の暮らしや仕事のありさまをご覧いただき、サムライのイメージを見直してみたいと思います。

 本展覧会では、いわゆる武士道書に登場するような、抽象的なサムライの姿を紹介するにはとどまりません。徳川将軍の居所として、当時、世界有数の大都市であった江戸の風景の中で、サムライがいかに活動していたのか、絵画作品や古写真から浮き彫りにしていきます。また、有名無名を問わず、サムライの家に伝来した所用品の数々から、江戸時代の人びとが見聞きし親しんでいた生のサムライの生活をご覧いただきます。

 当時、最大の武家人口を誇っていた都市江戸と、その近郊に暮らしたサムライの姿をここに再現していきます。

開催概要

会期

2019年9月14日(土)~11月4日(月・休)

会場 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 (東京都墨田区横網1-4-1)
電話番号:03-3626-9974(代表)

 

・JR 総武線「両国」駅西口、徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「両国(江戸東京博物館前)」駅A4出口、徒歩1分
・都バス:錦27 ・両28 ・門33系統「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分
・墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん (南部ルート) 」
 「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間

午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)

※入館は閉館の30分前まで

休館日

月曜日(ただし9月16日・23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日(火)、10月15日(火)

主催

公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、朝日新聞社

観覧料
観覧料(税込) 特別展専用券 特別展・
常設展共通券
特別展専用前売券
一般 1,100円
(880円)
1,360円
(1,090円)
900円
大学・専門学校生 880円
(700円)
1,090円
(870円)
680円
中学生(都外)・
高校生・65歳以上
550円
(440円)
680円
(550円)
350円
小学生・中学生(都内) 550円
(440円)
なし 350円

 

 ※( )内は20名以上の団体料金。

 

※次の場合は観覧料が無料です。未就学児童。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保険福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。

 

※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券はありません。

 

※前売券は、2019年7月6日(土)~9月13日(金)まで販売

 

※会期中は当日券のみを販売。

 

※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証、運転免許証など)のご提示をお願いいたします。

 

※シルバーデー(9月18日、10月16日)は、65歳以上の方は特別展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。

チケット販売

江戸東京博物館、イープラス

 

<館外での販売チケット・販売期間>

 

イープラス

前売券 当日券
一般 2019年7月6日(土)
~2019年9月13日(金)
2019年9月14日(土)
~2019年11月4日(月・休)

※イープラスでの販売は特別展専用券(一般)のみとなります。

※手数料がかかる場合がございます。

 

※特別展・常設展共通券は江戸東京博物館のみでの販売です。

※会期中に一部展示品の入れ替えがあります

 

■ 展示資料目録

 準備中

展示構成

プロローグ ―都市のサムライ―

第1章 士 変容 ―武人から役人へ―

第2章 士 日常 ―実生活のあれこれ―

第3章 士 非常 ―変事への対応―

第4章 士 交流 ―諸芸修養と人材交流―

第5章 士 一新 ―時代はかけめぐる―

エピローグ ―サムライ、新たな生き様―

 

《薩摩藩の役人》 

見よこの凛としたたたずまい これぞサムライ!

《薩摩藩の役人》 フェリーチェ・ベアト撮影 1863~1870年頃 個人蔵

 

 

 【見どころ1】 江戸に暮らしたサムライ その素顔にせまる

 風俗画や古写真、古記録、当時の道具類など、約200点の多彩な資料を駆使し、大都市江戸に生きたサムライの日常の姿を浮き彫りにします。なかでも幕末から明治時代初期に撮影された古写真は、かつて江戸の町に大屋根を連ねていた大名屋敷の規模の大きさや、サムライたちの素顔をリアルに物語っています。

 

「温古写真集」霞ヶ関福岡藩黒田侯上屋敷表玄関
明治になって官舎に転用された旧大名屋敷 写真に残るその面影

「温古写真集」霞ヶ関福岡藩黒田侯上屋敷表玄関 明治時代初期 東京都江戸東京博物館蔵

 

 「久留米藩士江戸勤番長屋絵巻」酒宴の図
 国元離れて江戸勤番 たまには気のおけない仲間と酒の語らい

「久留米藩士江戸勤番長屋絵巻」酒宴の図 三谷勝波筆/戸田熊次郎序 明治時代 東京都江戸東京博物館蔵 
[展示期間:9月14日~10月6日、左期以降は複製を展示]

 

 

 【見どころ2】 いざ出馬! とはいっても戦ではなく災害時の緊急出動

 天下太平の江戸時代、サムライたちの重要な任務の一つは災害対応でした。「火事と喧嘩は江戸の花」の言葉の通り、火事が頻繁に発生した江戸では、サムライたちが火消しの統率にあたりました。また河川の氾濫や浸水の際には二次災害を避けるため、いち早く出動したのもサムライたちです。本展では、火事装束などによって彼らの災害時の活動に迫ります。

 

白羅紗地桐紋入火事装束 兜頭巾
危険な火事場で頭部を守る

白羅紗地桐紋入火事装束 兜頭巾 対馬宗家伝来 幕末~明治時代 東京都江戸東京博物館蔵

 

出羽米沢藩上杉家大名火消行装図巻
 大名火消し出動!火事場へ向かう勇壮な行列

「出羽米沢藩上杉家大名火消行装図巻」 江戸時代後期 東京都江戸東京博物館蔵

 

 

 【見どころ3】
 サムライの息づかいを伝える所用品の数々 なかにはあの著名人のものも

 サムライの家に伝来した道具や古文書から日常生活や非常時の振る舞いなどを明らかにします。特に、時代劇テレビドラマ「遠山の金さん」として親しまれる遠山景元、「幕末の三舟」の勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟など、現代でも名の知れたサムライたちの所用品は必見です。

 

野々村忠実肖像写真
帰国前のアメリカで撮影 刀を握りしめて凛と屹立!

野々村忠実肖像写真 於ニューヨーク 万延元年(1860) 東京都写真美術館蔵

 

野々村市之進(忠実)遺品

サムライの身の回りの品、大集合

野々村市之進(忠実)遺品 提金具付更紗小物入 一閑張文箱 矢立并筆 手鏡(袋付) 丸型四段重印籠 棹秤 幕末期 東京都江戸東京博物館蔵

 

 江戸城明渡の帰途(勝海舟江戸開城図)

勝海舟の最もよく知られた肖像画

江戸城明渡の帰途(勝海舟江戸開城図) 川村清雄画 明治18年(1885) 東京都江戸東京博物館蔵

 

 高橋泥舟先生肖像写真

槍の名手にして能書家 三舟の一人 高橋泥舟

高橋泥舟先生肖像写真 明治時代 東京都江戸東京博物館蔵

 

開基鉄舟居士肖像

晩年の山岡鉄舟を描く

開基鉄舟居士肖像 渡辺幽香画 山岡鉄舟賛 明治19年(1886)11月 全生庵蔵

 

 

 【見どころ4】 鉄砲に注目 サムライの備えは刀剣ばかりではなかった

 鉄砲が実戦で使用された戦国時代を経た江戸時代。太平の世となってからもサムライたちは日々、鉄砲の鍛錬を怠らなかったことが知られています。武人としてのサムライの側面を刀剣以外の武具、特に鉄砲に注目してご覧いただきます。

 

「雑兵物語」(部分)

合戦をささえた雑兵たちの姿を伝える

「雑兵物語」(部分) 東京国立博物館蔵 
[展示期間:9月14日~10月6日]

 

 火縄式馬上銃 鉄砲玉入并鉄砲玉・口薬入

馬上で射撃できる火縄銃

火縄式馬上銃 鉄砲玉入并鉄砲玉・口薬入 幕末期 東京都江戸東京博物館蔵

 

調練足並略図

太鼓のリズムに合わせて行軍するサムライたち

調練足並略図 安政年間 国立歴史民俗博物館蔵

 

かん打銃(銘「於講武所模造」)

幕府の「講武所」の銘がある西洋式の銃

かん打銃(銘「於講武所模造」) 靖國神社遊就館蔵

 

取材の方へ

プレスリリース、写真のご用命および取材をご希望の方は、広報事務局までお願いいたします。

 

「士 サムライ―天下太平を支え人びと―」展 広報事務局(株式会社ウインダム内)

TEL: 03-6661-9602 FAX: 03-3664-3833

E-mail:samurai@windam.co.jp