企画展 5F

2015年10月20日(火)〜12月06日(日)

市民からのおくりもの2015-平成25・26年度 新収蔵品から-

 東京都江戸東京博物館では、江戸東京の歴史と文化に関する資料を収集し、それらをもとに調査研究を行い、その成果を展示などで公開しています。

 企画展「市民からのおくりもの」は、博物館が新たに収蔵した資料を、みなさまにご覧いただく展覧会です。昨年度は常設展示の改修工事でお休みさせていただいたため、このたびは平成25年度・26年度の2年分の中から一部を厳選してご紹介いたします。

 江戸東京の文化の特徴を感じることができる美術品や、歴史を物語る古文書や図面類・刷り物などの文献資料、身近な生活用品に至るまで、バラエティー豊かな江戸博コレクションの世界をお楽しみください。

開催概要

会期 2015年10月20日(火)~2015年12月6日(日)

 

会期中、展示替えがあります。
前期展示:10月20日(火)~11月15日(日)
後期展示:11月17日(火)~12月6日(日)

会場

東京都江戸東京博物館 常設展示室5階企画展示室
電話番号:03-3626-9974(代表)

 

・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分・都バス:錦 27 ・両 28 ・門 33 系統、墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」
「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

開館時間

午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで

 

休館日 毎週月曜日
(ただし、11月23日は開館)、11月24日
主催 東京都 東京都江戸東京博物館
協力 公益財団法人日本オリンピック委員会
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。

観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)
中学生(都内)・小学生以下 無料

 

*(  )内は20人以上の団体料金。いずれも消費税込み。

 

*次の場合は常設展観覧料が無料です。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。

 

*毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。

 

*家族ふれあいの日に観覧の、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)2名の料金が半額となります。

 

*特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます)

 

 

展示構成

第1章 美をまとう-装いのデザイン-

 まずはじめは、新収蔵品の中で最も華やかな染織品の数々をご紹介しましょう。江戸開府から400年以上に及ぶ時代のなか、装いの形態は、まとう人の年齢や身分、用途によって、さまざまです。丁寧な手仕事により仕立てられた衣装は、当初の姿から形を変えながらも大切に遺されている場合があります。染や織り、施された刺繍の技術から、暮らしに美をまとう意識の高さがうかがえます。現代の生活とは異なる各時代の様式を背景に誕生した、装いのデザインをご紹介します。

 

 

k201510_1_1

黒紅練緯地宝尽模様腰巻

19世紀前半
※前期展示

 

 

 

 

第2章 水の都・江戸の四季と暮らしの文化

 江戸は、前方に海が広がり、川や水路が流れる水の豊かな都市でした。江戸前の海の幸は、グルメな江戸ッ子たちの自慢です。人びとは初鰹の便りを心待ちにし、新鮮な白魚に舌鼓を打ちました。江戸を代表する河川である隅田川は、庶民のレジャースポットとして昔も今も大人気です。川のほとりの風光明媚な名所には、四季おりおりに大勢の人が集い、両国の盛り場では見世物や相撲の興行が行なわれました。この章では、絵画を中心に、江戸で花開いた暮らしの文化のさまざまな姿をご紹介します。

 

 

k201510_2_1
隅田川納涼図屏風 右隻 狩野伯円/画 江戸中期

 

k201510_2-2
十二月の内 卯月 初時鳥 歌川豊国(三代)/画 1854年(嘉永7)
※前期展示

 

 

 

第3章 江戸東京の芸能と劇場

 人びとが集う都市、江戸東京では、歌舞伎や落語などさまざまな芸能が花開きました。京都で始まった歌舞伎は江戸で独自の発展を遂げ、平成の今日まで連綿と興行が続いています。人口の多い東京は、日本一劇場の多い都市です。時代とともに内容を変えていく劇場、創建時から性格のほとんど変らない劇場など、東京ならではの多彩さに満ちています。この章では、錦絵・番付・チラシ・パンフレットなどの資料により、芸能と劇場の様相をご紹介します。

 

 

k201510_3
楽屋二階之図 楽屋三階之図 落合芳幾/画 1861年(文久元)
※前期展示

 

 

 

第4章 江戸東京の旅さまざま-将軍から庶民まで-

 鉄道も自動車もなかった江戸時代、人や物の移動はもっぱら人馬の足で行われました。
将軍や姫君の旅行は、大勢の随行人や荷物を従えて華やかな行列が仕立てられました。これに比べて、庶民の旅は身軽なものです。日本各地のガイドブックを兼ねた本がベストセラーになりました。明治時代になると、若者たちが西洋の知識を求めてはるかな海を渡りました。交通網が発達した大正時代には修学旅行が盛んになり、旅行に参加した生徒が宝物のように大切な旅の思い出を綴りました。この章では旅をテーマにし、興味深い資料をご覧いただきます。

 

k201510_401

 

k201510_402

楽宮(さざのみや)下向絵巻(部分) 青木正忠/画 1804年(文化元)
※場面替えあり

 

 

k201510_4_2
京浜地方修学旅行日記 1815年(大正4)

 

 

第5章 東京都市生活

 近代の東京は、生活の洋風化と市民文化の発展を背景に、街の姿が大きく変わっていきました。山の手には外国人が設計した瀟洒な洋館が建ち、裕福な人びとの社交の舞台になりました。さらに昭和時代になると、土浦亀城(つちうらかめき)など日本人の優れた建築家が活躍し、モダニズム建築による洗練された住まいが街のたたずまいをシックに彩りました。この章では、新たに収蔵された近代建築関係資料などを中心に、近代都市東京のモダンな生活ぶりを紹介します。

 

 

第6章 戦時と復興の記憶

 東京の長い歴史の中で、災害と戦争は決して忘れてはならない記憶です。1923年(大正12)の関東大震災は東京の下町地域を壊滅させ、戦時下の社会では、豊かだった都市生活がしだいに制限されていきました。こうした暗い時代の中でも、人びとの暮らしは息づき、温かい心の交流がありました。そして、戦後の復興を経て東京のみならず全国民を元気づけたのが、1964年(昭和39)の東京オリンピックです。最後の章では、災害と戦時の記憶を物語る品物や、戦時下の家族が心を通わせた手紙、東京オリンピックにまつわる資料をご紹介します。

 

 

k201510_6_1 k201510_6_2
軍事郵便
1942年(昭和17)
~1945年(昭和20)
第18回オリンピック競技大会
競技役員ユニフォーム
1964年(昭和39)

 

 

関連事業

 ■企画展「市民からのおくりもの 2015」 ミュージアムトーク

【日時】11月13日・11月20日(各金曜日) 午後4時から30分程度

※常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。