
2009年08月13日(木)〜09月27日(日)
2009年08月13日(木)〜09月27日(日)
「たま」朝倉文夫/作 台東区立朝倉彫塑館蔵 |
「猫町」萩原朔太郎/著 神奈川近代文学館蔵 |
会期 | 平成21年 8月13日(木)~9月27日(日) | ||||||||
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休館日 | 毎週月曜日( ただし9月14日(月)、9月21日(月)は開館 ) | ||||||||
開館時間 | 9時30分~17時30分、土曜日は19時30分まで(入館は閉館の30分前まで) | ||||||||
会場 | 東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室 | ||||||||
常設展 観覧料 |
※常設展観覧料でご覧になれます。
※( )内は 20人以上の団体料金。いずれも消費税込み。 ※次の場合は常設展観覧料が無料です。 ※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。 |
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主催 | 東京都、東京都江戸東京博物館 |
江戸時代初期、猫は愛玩動物として大名の屋敷内でも大切に飼われる存在でした。
都内には建立された猫の墓石(供養塔)や埋葬された猫が発掘されています。また井伊直孝を手招きしたと伝えられる豪徳寺の招き猫や、今戸で製作され売られ た招き猫などの信仰・縁起物となった猫たち、そして現在、東京の猫のおかれている状況を飼育数、動物愛護センターに保護された猫数の推移などから考察します。
コケティッシュ な仕草をみせる猫は、女性を想定させ、猫と戯れる美人の図は、浮世絵で度々取り上げられました。江戸後期になると歌川国芳をはじめとして猫の姿そのものを 主人公にし擬人化した作品が登場します。以後彼の弟子による玩具絵などに猫が数多く描かれました。ここでは浮世絵に表現された猫たちをご紹介します。
甘えた様子をみせたとたん猛々しい態度をとる、といった二面性を持つため、猫は人々に魔性を連想させ、幕末明治期には、さまざまな怪談が作られまし た。老齢の猫は尾が二股になり化けると恐れられ、鍋島、有馬などの化け猫騒動は、物語や芝居となって流布し話題となりました。この時代に生み出された猫の 怖い話をご紹介します。
猫は作家の創作意欲を駆り立て、多くの作品を生みだす役目を果たしていました。夏目漱石は東京の自宅で猫を飼っていましたが、その時期に自身初の小 説「吾輩ハ猫デアル」を執筆、大学教授から作家に転身するきっかけとなりました。漱石をはじめ、近代の作家と猫の交流によって誕生した作品の数々を展示します。
生活や仕事のなかで使う道具のなかには、「ネコ」の名前が付いている物、猫にまつわる物が意外に多く存在します。それらユニークな道具を展示します。
「涅槃図」(酒井抱一 / 画) / 館蔵
「美人遊猫図」(田中玄信 / 画)たばこと塩の博物館 / 蔵
「名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣」(歌川広重 / 画) / 館蔵
「猫飼好五十三疋」(歌川国芳 / 画) / 個人蔵
「絵本佐賀怪猫伝全」 / 館蔵
「吾輩ハ猫デアル」挿絵(茨木衫風 / 画) / 館蔵
「猫の死亡通知葉書」(夏目漱石 / 筆)・個人蔵
「猫町」(萩原朔太郎 / 著)神奈川近代文学館 / 蔵
「たま」(朝倉文夫 / 彫刻)台東区立朝倉彫塑館 / 蔵
「珍猫百覧会引札」(仮名垣魯文)国文学研究資料館 / 蔵
猫足台・ネコアンカ / 館蔵
*展示予定数 約150点
![]() 「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」 歌川広重/画 館蔵
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![]() 「風俗三十二相 うるさそう」 月岡芳年/画 館蔵
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![]() 「猫の死亡通知葉書」 夏目漱石/筆 個人蔵
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![]() 「菓子入れ」 館蔵 |
※申込方法についてはホームページ中の夏期えどはくカルチャー、チラシを御覧下さい 。
8月20日( 木 )~全3回 14:00~15:30
①講談化け猫づくし | 8月20日(木)14:00 ~ 16:00 |
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②バケネコ・オンステージ | 8月28日(金)14:00 ~ 15:30 |
③「江戸東京ねこづくし」 みどころ講座 | 9月4日(金)14:00 ~ 15:30 |
※展示室内で展示解説を行います。
8月14・21・28日、9月4日(各金曜日) 16:00 ~ 30 分程度
俗曲「猫じゃ猫じゃ」…春風亭美由紀
日程 | 8月22日(土)、8月23日(日) |
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場所 | 常設展示室5階中村座前 |
時間 | ①11:30~12:00 ②13:30~14:00 |
料金 | 常設展観覧券でご覧になれます |