館外展示

2023年05月20日(土)〜05月28日(日)

「えどはく移動博物館 in 伊豆大島」(大島町開発総合センター開催)

えどはく移動博物館 in 伊豆大島

 

都内様々な場所に出向いて出張展示やワークショップを開催する「えどはく移動博物館」。今回は特別企画として、伊豆大島で出張展示を開催します。

改修工事中のため現在ご覧いただけない常設展示を、パネルや模型、体験型資料で紹介します。江戸の賑わいや、災害や疫病を乗り越え今日まで続いてきた都市の姿、そこに暮らす人々の生活をぜひご覧ください。また、特集として当館が所蔵する大島に関する資料をパネルでご紹介いたします。

開催概要

会期

2023年5月20日(土)~5月28日(日)
期間中無休

会場

大島町開発総合センター(大島町役場) 2階 大集会室
〒100-0101 東京都大島町元町1丁目1番14号

開館時間

午前9時30分~午後5時30分

主催

公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館

後援

大島町教育委員会

観覧料

無料

お問い合わせ先

東京都江戸東京博物館

リニューアル準備室

電話:03-3626-9974(代表)

FAX:03-3626-8001

展示の見どころ

 ① 特大バナーで常設展示室の大型模型や館蔵資料を紹介

当館の常設展示は、多彩な資料や精巧につくられた復元模型でタイムスリップしたかのような臨場感を味わえるのが魅力の一つです。常設展示の雰囲気を味わっていただけるように、幅2mのバナーで当館を代表する模型や資料をご紹介します。

 

東都名所 高輪二十六夜待遊興之図 歌川広重/画

東都名所 高輪二十六夜待遊興之図 歌川広重/画

 

絵草紙屋の模型が写るバナー

絵草紙屋(模型)

 

 ② 常設展示室でしか見られなかった体験型資料や模型を特別出展

持って重さを体感できる千両箱の複製や、江戸時代のそば屋の屋台の模型を実際に展示いたします。

そば屋の屋台は中をのぞくと、そばを盛る丼やざる、煮炊きをするための釜や七輪、桶などが備えられています。

 

idohaku-m3-senryobako

持ってみよう 千両箱(複製)

idohaku-m4-sobaya

そば屋の屋台(模型)

 

特集

島の暮らしと観光開発―えどはくコレクション

明治の終わりから伊豆諸島への定期航路が開かれ、大島は1928年(昭和3)にレコード化された「波浮の港」の大ヒットをきっかけに、観光地として注目を集めるようになりました。「御神火ごじんか」と称される三原山の砂漠観光にラクダやロバが導入され、観光施設の開発が進み、大島の自然や風俗を写した絵葉書が数多く制作されました。当館が所蔵する資料から、版画や絵葉書、パンフレットなどをパネルでご紹介します。

 

idohaku-t1-oshima-junikei

大島十二景 三原の砂漠 伊東深水/画
1938年(昭和13)

idohaku-t2-pamphlet

パンフレット「大島日帰り遊覧団体募集」

1930年代(昭和5~14) 東京湾汽船/発行

 

idohaku-t3-ehagaki

絵葉書「大島三原山御神火」 1938年(昭和13)

idohaku-t4-rakuda

体験コーナー

歌舞伎の音 鳴物体験

歌舞伎などで効果音やBGMに使われる楽器を実際に体験することができます。

idohaku-tai1-narimono

 

昔のすごろくであそぼう

子供向けの雑誌の付録として、たくさんのすごろくがつくられました。どんなことが描かれているか、実際に遊びながらじっくり見てみましょう。

idohaku-tai2-sugoroku

体育運動会双六(『幼年幼女』3巻1号付録) 1926年(大正15)

関連イベント【事前申し込み不要】

昭和の音 蓄音器コンサート(30分程度)

手回し式の蓄音器で実際にSPレコードを再生します。

5月20日(土)午前10時~

5月26日(金)午後3時30分~

idohaku-e1-chikuonki

 

さわってみよう!黒電話

黒電話のダイヤルを回してみましょう。

5月20日、27日(土)午後2時~3時(随時参加可)

idohaku-e2-denwa

 

さわってみよう!かぶと・よろい(複製)

かぶとやよろいは、身体をしっかりまもりつつも動けるように、様々な工夫がされています。複製をさわりながらじっくり見てみましょう。

5月21日、28日(日)午前10時30分~11時30分(随時参加可)

idohaku-e3-kabuto

 

展示解説(30分程度)

当館学芸員が会場で見どころを紹介します。

5月21日(日)午後3時~

5月27日(土)午前10時~