
2021/03/30展覧会・常設展
3月展示替情報 江戸ゾーン
常設展示室(5-6階)で展示替を行い、3月23日(火)から新たに資料を展示しています。おすすめの資料を紹介します。
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① 白羅紗地桐紋付火事羽織、白羅紗地桐紋付孔雀羽文火事野袴 Fire costume Fireproof jacket and hakama 展示コーナー:E1 江戸城と町割り 武家の文化コーナー 展示期間:2021年(令和3)3月23日(火)~5月23日(日) 19世紀
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火事装束は、火事場で消防に従事するために着用されました。江戸では火事が頻発したため、消防組織が早くから整えられました。武家装束は、兜・羽織・胸当・袴を、町火消は頭部を隠す猫頭巾・刺子半纏を身に着けました。だんだんと奢侈になり、たびたび禁令が出されましたが、派手なものが好まれました。 |
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② 上野寛永寺花見図 Cherry blossoms at Ueno Kaneiji Temple 展示コーナー:E6 江戸の四季と盛り場 江戸の四季コーナー 展示期間:2021年(令和3)3月23日(火)~4月18日(日) 勝川春山/画 西村屋与八/版 天明後期~寛政初期(1785~90)
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満開の桜を楽しむ人々が行き交う寛永寺の風景。江戸の花見といえば、まず上野寛永寺でした。はじめは酒宴など大々的な花見が行われていましたが、将軍家の菩提寺であったため、後に歌舞音曲と飲食が禁じられ、静かな花見の場所となります。 享保期以降、王子飛鳥山、品川御殿山、小岩井、隅田川堤などが、庶民が気軽に花見に行ける、日帰りの行楽地となっていきます。 |
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③ 水浅葱絹縮地流水桜松庵模様振袖 Furisode (long-sleeved kimono) with Stream, Cherry, and Herimitage design 展示コーナー:E8 江戸の美 装いとかざりコーナー 展示期間:2021年(令和3)3月23日(火)~4月18日(日) 江戸時代後期~末期(1746-1867)
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柔らかい水色(水浅葱)地に、たなびく雲や流水、桜や松、庵を配した振袖。縮地は絹、麻、木綿などの糸に撚りをかけて織物にし、その後の加工により布の表面に皺のような「しぼ」を配した織物です。 |