2020年10月〈江戸ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2020/10/27展覧会・常設展

10月展示替情報 江戸ゾーン

常設展示室(5-6階)で展示替を行い、10月20日(火)から新たに資料を展示しています。おすすめの資料を紹介します。

 

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①、白羅紗しろらしゃあおい紋付もんつき陣羽織じんばおり黒塗くろぬり銀立涌ぎんたてわくあおい紋散もんちらし蒔絵まきえ陣笠じんがさ(徳川慶喜所用)

Campaign Jacket (jinbaori) Worn by Tokugawa Yoshinobu

展示コーナー:E1 江戸城と町割り 総城下町江戸コーナー

展示期間:2020年(令和2)10月20日(火)~12月20日(日)

江戸時代 19世紀

 

 15代将軍・徳川慶喜所用の陣羽織と陣笠。陣羽織は白羅紗地を基本とし、背面の中央は黒羅紗地で葵紋を切りつけています。豪華な刺繍をほどこし、将軍としての威厳がうかがえます。陣笠は西洋文化を感じさせる曲線の形状で、黒漆地に陽炎が立ち昇る揺らめきを表す立涌文様を描き、葵紋を散らしています。渋沢栄一が著した『徳川慶喜公伝』によれば、陣羽織や陣笠は慶喜の子・慶久が所持していることがわかり、同家に伝来したものと考えられます。

 

当世遊里美人合 たち花

②、当世とうせ遊里ゆうり美人合びじんあわせ たち花

Tachibana Geisha, from the series Contemporary Beauties of the Pleasure Quarters

展示コーナー:E8 江戸の美 浮世絵の世界コーナー

展示期間:2020年(令和2)9月29日(火)~11月23(月)

1782-84年(天明2-4)頃

鳥居清長/画

 

 江戸時代中期の浮世絵師、鳥居清長は、日本橋生まれの生粋の江戸っ子で、天明のヴィーナスとうたわれる、すらりとした八頭身の美人画を得意としました。江戸の風景の中に、均整のとれた立ち姿の女性を多く描きました。

 本作の三美人は、呼ばれた座敷に出かける前の身支度をする橘町(現:東日本橋辺り)の芸者たちです。いずれも流行のつま模様の振袖を着ています。「当世遊里美人合」は21図の揃い物ですが、遊里の代表格の吉原は1図のみで、深川、品川、橘町の芸者などが主題となっています。

 

芳原(吉原)細見図

③、芳原よしわら吉原よしわら細見図さいけんず

Guide Map of Yoshiwara, the Licensed Pleasure Quarters

展示コーナー:E9 芝居と遊里 吉原の表と裏コーナー

展示期間:2020年(令和2)9月29日(火)~11月23日(月)

貞享年間(1684-88)

 

 遊郭吉原のガイドである「吉原細見」の中で、最も古い時期の一枚物の地絵図。

 刊年については本図に記載がなく、諸説ありますが、貞享4年版の遊女評判記『吉原源氏五十四君』に品評されている遊女と揚屋が本図に記されていること、天和4(貞享1)年にできた江戸町岸、揚屋町岸などの西河岸が描かれていることから、貞享年間に出版されたと考えられます。

 

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