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トップ > 企画展のご案内 > フランスの至宝-エミール・ガレ展 文字の大きさを変えることができます
没後100年記念 フランスの至宝−エミール・ガレ展

構成とみどころ 開催概要 関連事業 イベント


7つの見どころ
1. 革命にたおれた悲劇のロシア皇帝ニコライ2世が愛蔵した至高の壷(トケイソウ)。
エルミタージュ美術館秘蔵の逸品が 日本初公開
2. 現デンマーク女王マルグレーテ2世の王室内を飾るガレ・ コレクションから6点を特別出品。
日本初公開。
3. ガレ最後の作品といわれる彫刻「手」。世界に3点しかない同形の作品 のうち1点がオルセー美術館から
特別出品。日本初公開。

4. ガレが手がけた家具作品を代表する「収穫」シリーズの 食堂用家具セットが初公開。
5. ガレも従軍した普仏戦争(1870-71年) 血のように赤い花 名作「フランスの薔薇」が北澤美術館から
特別出品。
6. 知られざるガレの一面〜陶器製作に見るユーモアにとんだデザイン の数々。36点を一挙公開。
7. これまで開かれた過去のガレ展を凌?する破格の規模と内容は 没後100年展ならでは。
100年に一度の機会です。

エミール・ガレの全体像を紹介

江戸東京博物館(東京・両国)では、2005年1月22日(土)から4月3日(日)まで、『フランスの至宝―エミール・ガレ展』を開催します。


エミール・ガレは、19世紀後半フランスのナンシーを拠点に、ガラス、陶器、家具という幅広い分野に創造力を発揮し、独創的な可能性を切り開いた工芸作家でした。文学や哲学、修辞学、音楽、植物学、鉱物学などに通じ、当代一流の文化人とも交流を持ちながら、ガレは傑出した表現者、総合的アートディレクターであり、企業家としてもその才能を開花させました。

ガレの芸術はジャポニスムや象徴主義、自然主義、博物学の成果など、時代の趨勢と深く関わりながら展開し、独自の表現論理に幻想的なイメージを絡み合わせた特異な表現世界を確立しました。普仏戦争敗北やドレフュス事件など、当時の世論を沸かせた社会問題にも積極的に関わり、その発言を工芸の造形において表現したり、問題提起する場合も少なくありませんでした。

同時に、ガレは少数限定の最高級品から大量生産による廉価品まで、加工技術の相違によるコストダウンを実現し膨大な数量の作品を量産、その全てにガレの名を冠して芸術の普及に力を尽くしたのでした。

本展は、エミール・ガレ没後100周年を記念し、ガラス、陶器、家具の3分野にわたって海外および日本国内の有数のガレ・コレクションの中から、選りすぐりの名品を展示、またそれらの名品とともに、父シャルル・ガレのアシスタントとして活躍を始めた最初期の作例、博物学、植物学に親しんだ資料の数々、実験者として試行を重ねた下絵、そして晩年の円熟した傑作を一堂に集め、ガレの人物像と試行の変遷を探ります。さらにガレという希有な芸術家を育み、そのインスピレーションを現実のものへと昇華させたマイゼンタールのガラス工場、サンクレマン陶器工場などの技術の高さ、1904年のガレ没後から1931年に解散するガレ商会時代の量産品と、この100年における母国フランスでのガレ作品の風評史も、ガレを理解するための重要な手がかりと言えます。

ガレが達成した広範な創造の世界とその継承にいたる全体像。世紀の転換期におけるガレの事業の位置付けと、奥深い芸術への理解を深めるまたとない機会となることでしょう。
時計草文聖杯
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図1・壷(トケイソウ) 1900-1901年頃 エルミタージュ美術館所蔵


構成とみどころ

展示構成

本展は「第1章:初期のガレ」「第2章:中期のガレ」「第3章:後期のガレ」「第4章:ポスト・ガレ」の4章に分けて、エミール・ガレの初期から晩年、さらに没後のガレ商会時代の作品を紹介します。さらに関連企業の作例など、ガラス、陶器、家具なども展示し、作品点数は約200点におよびます。

<第 1章:初期のガレ> 1) 歴史主義 2) 異国趣味 a. イスラム b. ジャポニスム
<第 2章:中期のガレ> 1) 象徴主義
<第 3章:後期のガレ> 1) 技術革新 a. アプリカシオン b. マルケトリー c. アンテカレール 2) 博物学の世界(植物図譜、写真など) a. 植物学 b. 海洋学 c. 昆虫 3) 表現者と職人芸 a. 政治的発言 b. 産業芸術家の仕事(量産) 4) 電気の明かり
<第 4章:ポスト・ガレ>


展覧会のみどころ

1.没後100年を記念する大回顧展

2004年9月23日は、ガレの没後100年にあたります。この日から1年間の没後100年の中で、本展はその中核イベントと位置付けられます。本展は没後100年を記念し、ガレの作品と共にその生涯をたどるものです。

2.初出品、幻の名品、美の極致を堪能

オルセー美術館、エルミタージュ美術館、デュッセルドルフ美術館など海外の美術館から選りすぐりの名品約40点を借用この他国内有数のコレクションを含めた総出品点数は約200点にのぼります。海外コレクションのうち、《彫刻「手」》など過半数が初公開となります。

デンマーク王室、ロシア皇帝が愛した珠玉のガラスを集めました。デンマーク王室コレクションは、6点出品され、それらは今でも王妃の居室に飾ってあるものです。すべて初公開、しかも同コレクションからこれだけまとめて出品も初めてとなります。また、当時のフランス大統領がロシア皇帝に送った作品《壷(トケイソウ)》がエルミタージュ美術館から出品されます。

世界に3点しかないといわれるガレの《彫刻「手」》。2点はナンシー派美術館所蔵で貸し出し不可となっています。今回は残りの1点を所蔵するオルセー美術館の全面的な協力で公開が実現しました。もちろん日本では初公開となり、オブジェをほとんど制作していないガレの珍しい作品です。19世紀美術の殿堂のオルセー美術館からは、この作品も含め、名品が5点出品されます。

国内からも、北澤美術館の名品のほか、いままで公開されていなかったコレクションを調査しました。その中から選りすぐりの逸品を展示します。

↓クリックすると大きな画像が見られます。
パスツール杯 フランスの薔薇 たまり水
時計草文聖杯 手


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