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企画展 江戸東京ねこづくし展

  人々の住むところ、とりわけ都会は猫たちの居場所です。江戸東京において、猫は鼠狩り・愛玩動物をこえた存在でした。江戸では、武家・町民身分問わず猫を大切に扱っていました。江戸市中の風俗を記録した『守貞謾稿』にも「かくまで猫を愛するものの多からねばや」と記述され、縁起物「招き猫」は江戸で発祥しました。また猫は、作家の創作意欲を引き出し、絵画や物語に登場して生き生きと描かれました。一方、猫の二面的な性格から人々に畏れられ、化け猫怪談が生まれ上演されました。暮らしのなかの様々な道具のなかにも「猫」がひそんでいます。都市・江戸東京の人と猫との関わりの軌跡をとおして、魅力的で豊かな猫の世界をご紹介します。

「たま」朝倉文夫/作

「猫町」萩原朔太郎/著

「たま」朝倉文夫/作 
台東区立朝倉彫塑館蔵
「猫町」萩原朔太郎/著
神奈川近代文学館蔵

開 催 概 要
会 期

平成21年 8月13日(木)〜9月27日(日)

休館日 毎週月曜日( ただし9月14日(月)、9月21日(月)は開館 )
開館時間 9時30分〜 17時30分、土曜日は 19時30分まで(入館は閉館の 30分前まで)
会 場 東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室
常設展観覧料
※常設展観覧料でご覧になれます。
  一般
600円(480円)
  大学・専門学校生
480円(380円)
  中学生(都外)・高校生・65歳以上
300円(240円)
  小学生・中学生(都内)
無料

*( )内は20人以上の団体料金。いずれも消費税込み。 
*次の場合は常設展観覧料が無料です。
  未就学児童。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・
  被爆者健康手帳を お持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。
*特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。

主 催 東京都、東京都江戸東京博物館


展示構成
@江戸東京に生きるねこ

江戸時代初期、猫は愛玩動物として大名の屋敷内でも大切に飼われる存在でした。
都内には建立された猫の墓石(供養塔)や埋葬された猫が発掘されています。また井伊直孝を手招きしたと伝えられる豪徳寺の招き猫や、今戸で製作され売られた招き猫などの信仰・縁起物となった猫たち、そして現在、東京の猫のおかれている状況を飼育数、動物愛護センターに保護された猫数の推移などから考察します。

A浮世絵のなかの猫たち

コケティッシュ な仕草をみせる猫は、女性を想定させ、猫と戯れる美人の図は、浮世絵で度々取り上げられました。江戸後期になると歌川国芳をはじめとして猫の姿そのものを主人公にし擬人化した作品が登場します。以後彼の弟子による玩具絵などに猫が数多く描かれました。ここでは浮世絵に表現された猫たちをご紹介します。

Bバケネコづくし
甘えた様子をみせたとたん猛々しい態度をとる、といった二面性を持つため、猫は人々に魔性を連想させ、幕末明治期には、さまざまな怪談が作られました。老齢の猫は尾が二股になり化けると恐れられ、鍋島、有馬などの化け猫騒動は、物語や芝居となって流布し話題となりました。この時代に生み出された猫の怖い話をご紹介します。

C作家と猫
猫は作家の創作意欲を駆り立て、多くの作品を生みだす役目を果たしていました。夏目漱石は東京の自宅で猫を飼っていましたが、その時期に自身初の小説「吾輩ハ猫デアル」を執筆、大学教授から作家に転身するきっかけとなりました。漱石をはじめ、近代の作家と猫の交流によって誕生した作品の数々を展示します。

D道具の中にねこ
生活や仕事のなかで使う道具のなかには、「ネコ」の名前が付いている物、猫にまつわる物が意外に多く存在します。それらユニークな道具を展示します。



主な展示資料(予定)
   「涅槃図」(酒井抱一 / 画) / 館蔵
   「美人遊猫図」(田中玄信 / 画)たばこと塩の博物館 / 蔵
   「名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣」(歌川広重 / 画) / 館蔵
   「猫飼好五十三疋」(歌川国芳 / 画) / 個人蔵
   「絵本佐賀怪猫伝全」 / 館蔵
   「吾輩ハ猫デアル」挿絵(茨木衫風 / 画) / 館蔵
   「猫の死亡通知葉書」(夏目漱石 / 筆)・個人蔵
   「猫町」(萩原朔太郎 / 著)神奈川近代文学館 / 蔵
   「たま」(朝倉文夫 / 彫刻)台東区立朝倉彫塑館 / 蔵
   「珍猫百覧会引札」(仮名垣魯文)国文学研究資料館 / 蔵
   猫足台・ネコアンカ / 館蔵
   *展示予定数 約150点



「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」歌川広重/画

「風俗三十二相 うるさそう」月岡芳年/画 

「猫の死亡通知葉書」夏目漱石/筆

「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」歌川広重/画 館蔵

「風俗三十二相 うるさそう」
月岡芳年/画  館蔵
「猫の死亡通知葉書」
夏目漱石/筆 個人蔵



「猫の歌舞伎」歌川国芳/画

「菓子入れ」

「猫の歌舞伎」歌川国芳/画  館蔵
「菓子入れ」 館蔵



関 連 事 業
■えどはくカルチャー
 ※申込方法についてはホームページ中の夏期えどはくカルチャー、チラシを御覧下さい 。
  8 月 20 日( 木 )〜全 3 回  14:00 〜 15:30
@講談化け猫づくし

 8月 20 日(木)  14:00 〜 16:00

Aバケネコ・オンステージ

 8月 28 日(金)  14:00 〜 15:30

B「江戸東京ねこづくし」 みどころ講座
 9月  4 日(金)  14:00 〜 15:30

■ ミュージアムトーク
 ※展示室内で展示解説を行います。
  8月14・21・28日、9月4日(各金曜日) 16:00 〜 30 分程度

■えどはく寄席

  俗曲「猫じゃ猫じゃ」…春風亭美由紀  8月22日(土)、8月23日(日)  場所:常設展示室5階中村座前
  時間:@ 11:30-12:00 、A 13:30-14:00    料金:常設展観覧券でご覧になれます



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