2012.02.21(Tue)〜2012.05.06(Sun)

2012.02.21(Tue)〜2012.05.06(Sun)
ジョルジュ・ギャレン「エッフェル塔のサーチライト」1889年(明治22)オルセー美術館蔵 Gift from Ms Salange Granet, Mrs Bernard Granet and her children, descendants of Gustave Effele,1981 (c)RMN(Musee d'Orsay)/Rene- Gabriel Ojeda distributed by AMF-OADIS/ 2012年春、隅田川の東岸、押上の地に、新しい塔、東京スカイツリーが完成します。東京という都市に、600メートルを優に超える、新たなランドマークが誕生する記念の年となります。都市に塔があるとき、人は、遠くからその姿を眺め、近寄って足元から見上げ、登り、塔上から風景を見晴らし、そしてその記憶を思い出として残します。この展覧会では、19世紀末から20世紀にかけての3つの都市―パリ・東京・大阪に生まれた塔を中心に、さまざまな「都市と塔のものがたり」を、江戸東京博物館所蔵資料とオルセー美術館をはじめとするフランス国内の貴重なエッフェル塔関連資料などにより、紹介します。
会期 | 2012年2月21日(火)~5月6日(日) ※会期中、展示替があります。 |
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会場 |
江戸東京博物館 1階展示室 (東京都墨田区横網1-4-1) ・JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分 ・都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、徒歩1分 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分 (土曜日は午後7時30分まで) *入館は閉館の30分前まで *今後の節電等の状況によって変更する場合がありますので ご来館の際は江戸東京博物館ホームページ等でご確認ください。 |
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休館日 | 毎週月曜日(ただし、4月30日は開館) | |||||||||||||||||||||||||
主催 | 公益財団法人 東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館 、読売新聞社、NHK 、 NHK プロモーション | |||||||||||||||||||||||||
特別後援 | 東武鉄道株式会社、東武タワースカイツリー株式会社、株式会社日建設計、株式会社大林組 | |||||||||||||||||||||||||
後援 | フランス大使館、墨田区、一般社団法人墨田区観光協会 | |||||||||||||||||||||||||
協力 | 日本科学未来館、全日本タワー協議会、通天閣観光株式会社、日本電波塔株式会社/エールフランス航空、日本航空 | |||||||||||||||||||||||||
観覧料 |
※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。 ※前売券販売期間:2011年12月1日~2012年2月20日。会期中は当日料金で販売。 ※会期中、展示替えがあります。 |
人はなぜ塔を建てるのか
洋の東西において、多くの塔は、教会や寺院といった信仰の空間にあり、祈りの対象でした。「塔」という言葉は、サンスクリット語の「ストゥーパ」を語源としています。もともとは、仏舎利(釈迦の遺骨)を納める墓でしたが、仏教とともに日本に伝わり、三重塔、五重塔といった多層塔に変化しました。また、旧約聖書に登場する「バベルの塔」の物語は、人はなぜ塔を建てるのか、という問いを今でも私たちに投げかけています。
近代の都市と塔
そのような中で、1889年(明治22)にパリで開かれた万国博覧会で建造されたエッフェル塔は、300メートルという高さへ挑戦した新しい「都市の塔」であり、「近代」という時代の到来も告げるものでした。
パリから東京、大阪へ
開国維新を経て、急速な近代化の過程にあった東京は凌雲閣(1890年、明治23)、大阪では通天閣(1912年、明治45年)と、都市の眺望を楽しむ塔の誕生を見ることとなります。そしてその流れは、戦後の復興の象徴ともなった東京タワー、そして東京スカイツリーへと引き継がれて行くのです。
「東京府金龍山浅草寺 五重塔修復之図」
(とうきょうふきんりゅうざんせんそうじ
ごじゅうのとうしゅうふくのず)
歌川国貞(3代)画 明治19年(1886)3月
大判錦絵 3枚続 江戸東京博物館蔵
「俳優出世富士登山寿語六」
(はいゆうしゅっせふじとざんすごろく) 歌川国貞(3代)画 明治20年(1887) 木版双六 江戸東京博物館蔵 |
「東京名所浅草公園観世音之真景」
(とうきょうめいしょあさくさこうえんかんぜおんのしんけい) 小林幾英画 明治25年(1892) 大判錦絵 3枚続
江戸東京博物館蔵 |
「大阪名所 通天閣 鉄骨が作る摩天楼の構成」
昭和31年頃(1956) 絵葉書 江戸東京博物館蔵
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■ソラカラちゃん、江戸博を初訪問!
東京スカイツリーの公式キャラクターとして活躍するソラカラちゃんが、初めて江戸東京博物館に遊びにきます! 特別展「ザ・タワー」と常設展示室にて、塔と東京の歴史について学びます。
![]() ギボちゃん
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![]() ソラカラちゃん
(C) TOKYO-SKYTREE |
①お出迎えイベント
日時:平成24年4月22日(日)
時間:11時~
会場:常設展示室 中村座前
出演:ソラカラちゃん、ギボちゃん、えどはくタワーズ(東京タワーくん、通天閣くん、凌雲閣さん、エッフェル塔さん、バベルくん)
②備考
13時・15時からも館内にて、ソラカラちゃんが登場。来館者とふれあい、写真撮影に応じます。
■全国タワー・マスコットサミット“G13”
「ザ・タワー」のPRキャラバン隊「えどはくタワーズ」呼びかけにより、全日本タワー協議会のマスコット13組が江戸東京博物館に集まります。
画像提供:全日本タワー協議会
①開幕式
各タワーマスコットのご紹介と「えどはくタワーズ」によるダンスパフォーマンスを行います。ご期待ください。
日時:2012年3月22日(木)
受付 / 午後1時
開演 / 午後1時30分
終了 / 午後2時(予定)
会場:東京都江戸東京博物館 1階ホール
定員: 200名(先着)
料金: 無料
出演:
< 特別展「ザ・タワー」PRキャラバン隊 >
えどはくタワーズ(東京タワーくん、凌雲閣さん、通天閣くん、エッフェル塔さん、バベルくん)
< タワーマスコット>
下の表をご覧下さい。
②13組のタワーマスコットに会える!
日時:3月24日(土)、3月25日(日)、3月31日(土)、4月1日(日)
各日とも午前11時、午後1時、午後3時
場所:江戸東京博物館内
タワーマスコット:下の表をご覧下さい。
<タワーマスコットイベント登場スケジュール>
NO |
タワー名 |
マスコット名 |
開幕式 |
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22日(木) |
24日(土) |
25日(日) |
31日(土) |
1日 |
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1 |
さっぽろテレビ塔 / 北海道札幌市 |
テレビ塔のテレビ父さん |
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2 |
五稜郭タワー / 北海道函館市 |
GO太(ゴータ)くん |
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3 |
千葉ポートタワー / 千葉県千葉市 |
ぽ~とくん |
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4 |
東京タワー / 東京都港区 |
ノッポンブラザーズ (兄・弟のいずれか1体) |
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5 |
ツインアーチ138 / 愛知県一宮市 |
ミズリン |
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6 |
東山スカイタワー / 愛知県名古屋市 |
のっぴー |
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7 |
京都タワー / 京都府京都市 |
たわわちゃん |
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8 |
通天閣 / 大阪府大阪市 |
ビリケン |
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9 |
空中庭園展望台 / 大阪府大阪市 |
そらら |
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10 |
神戸ポートタワー / 兵庫県神戸市 |
キャプテンタワー君 |
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11 |
夢みなとタワー / 鳥取県境港市 |
トリピー |
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12 |
福岡タワー / 福岡県福岡市 |
フータ |
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13 |
別府タワー / 大分県別府市 |
別府三太郎 |
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※本サミットに参加するキャプテンタワー君 (神戸ポートタワー / 兵庫県神戸市) は、
都合により開幕式には出席いたしません。
※諸搬の事情により変更になる場合もありますので、あらかじめご了承下さい。
③サミット開催を記念して、高校生以下の「ザ・タワー」ご来場者に、 「えどはくタワーズ名刺5枚セット」をプレゼント
3月24日(土)、3月25日(日)、3月31日(土)、4月1日(日)の4日間限定。
■ワークショップ「タワーを作ろう!」
新聞紙とテープを使って自由な発想でタワーを作ろう、というワークショップです。
完成後は、そのタワーをかぶって、えどはくタワーズと一緒に館内を歩きまわります。
こどもから大人まで、年齢を問わず楽しんでいただける企画です。
日時:①平成24年3月17日(土) ②平成24年3月24日(土)
①、②とも午後1時30分~午後4時 ①、②とも同内容
対象:こどもから大人まで
(未就学児も可。なお、小学校3年生以下の方は、保護者ともにお申込みください)
定員:各日40人
料金:無料
会場:東京都江戸東京博物館1階学習室
講師:ニシハラ☆ノリオ
カブリモノアーティスト。数々のテレビ番組や舞台の美術製作を手がけ、近年は金沢21世紀美術館をはじめ全国の美術館や公共施設での展示、カブリモノワークショップを開催するなど多彩に活躍中。特別展「ザ・タワー」のPRキャラバン隊「えどはくタワーズ」のカブリモノをデザイン・製作しました。平成24年春には、パリ日本文化会館での個展を開催予定です。
◆申込方法
郵便往復はがきの「往信用裏面」に①参加希望日 ②郵便番号・住所 ③電話番号 ③子どもの氏名(ふりがな)・学年・年齢(注:未成年の場合は④保護者の氏名(ふりがな)・年齢も) を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記の上、下記までお申込ください。
申込締切:①平成24年3月 5日(月)(消印有効)②平成24年3月10日(土)(消印有効)
※定員に余裕があるため、引続き申込を受付ます。まずは、下記お問合せ先にお電話下さい。
宛先:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-34-18-213 ハイウッド 「タワーを作ろう!」係
通知方法:締め切り後、応募結果返信(応募者多数の場合は抽選)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
企画・運営:ハイウッド
お問合せ先:ハイウッド 「タワーを作ろう!」係 03-3320-7217 (平日13:00~18:00)
※ はがきにご記入いただいた個人情報は、公益財団法人東京都歴史文化財団 のプライバシーポリシーに則り、本事業のみに使用させていただきます。
※定員に余裕があるため、対象と申込締切を変更しました。
![]() 山田五郎さん
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音声ガイド貸出料:500円(税込)
音声ガイドのコラム部分は、数多くのテレビ番組に出演されている、編集者・評論家の山田五郎さん。展示作品の解説とともに、都市と塔にまつわるうんちくをお話しします
山田五郎(やまだ・ごろう)さんは、1958年東京都生まれ。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に 1 年間遊学し、西洋美術史を学びました。卒業後、㈱講談社に入社、『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は、 『地球テレビ エル・ムンド』(NHK-BS1) 、 『ぶらぶら美術博物館』(BS日テレ)などのテレビやラジオ番組に出演、 時計、ファッション、西洋美術、街づくり、など幅広い分野で、講演、執筆活動を続けています。
![]() 絵葉書「太陽の塔」 江戸東京博物館蔵
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常設展示室 特集展示「太陽の塔 黄金の顔」
会期:2012年2月21日(火)~5月20日(日)
岡本太郎制作による「太陽の塔」は、1970年(昭和45)、大阪で開催された日本万国博覧会テーマ館のシンボルとして建造されました。現在、塔の上部には、復元された「黄金の顔」が付けられていますが、「ザ・タワー展」の開催に合わせて、万博当時のオリジナル「黄金の顔」を、当館常設展示室で公開します。直径11メートルの迫力をお楽しみください。また、万博とその時代に関する資料も展示します。
えどはくタワーズ
えどはくタワーズは、「ザ・タワー展」のPRキャラバン隊として結成されました。
この展覧会に登場する都市の塔たちをモチーフにしたカブリモノをつけ、オリジナルテーマ曲にのって楽しいダンスパフォーマンスをお見せします。
会期中は土日祝日を中心に江戸東京博物館のあちこちで活動します。
①前売券購入者にプレゼント!(2月19日(日)まで)
東京都江戸東京博物館窓口で特別展「ザ・タワー」の前売り券をお買い上げの方に、えどはくタワーズの「カンバッチ1個&名刺」をプレゼントいたします。
②2月21日(火)「ザ・タワー」初日
・「ザ・タワー」先着入場者100名にえどはくタワーズから「カンバッチ1個&名刺」プレゼント
・13時~、15時~ えどはくタワーズが江戸東京博物館内でパフォーマンスをします。
プレスリリース、写真のご用命は特別展「ザ・タワー」広報事務局(ユース・プラニングセンター内)までお願いいたします。
電話:03-3409-1481(10:00~18:00 土日祝日を除く)
図録は、「ザ・タワー」展示室出口の物販コーナーで販売しています。