2011.05.01(Sun)〜2011.05.29(Sun)

2011.05.01(Sun)〜2011.05.29(Sun)
2011年は、日本とドイツの友好関係の原点となった日普修好通商条約が締結されて150年の節目の年にあたります。これを記念して江戸東京博物館では、ドイツ大使館の協力をえて、日独交流150周年記念パネル展「オイレンブルク伯爵のみた幕末の江戸」を開催する運びとなりました。 オイレンブルク伯爵は、プロイセン政府から通商条約の締結のため、 1860 年に日本をはじめとする東アジア諸国に派遣された外交官です。 プロイセン政府は、この時の公式記録を『公式資料によるプロイセンの東アジア遠征』として出版しましたが、その後も自然科学者マルテンスの動・植物編、画家ベルクによる東アジア諸国の風景画集を次々と刊行しました。この遠征に公式画家として随行したベルク (1825-84) は、江戸、長崎を中心とする幕末日本の風景を計 30 枚描いていますが、今回のパネル展では、そのうちの江戸・横浜を描いたパネルを中心に展示いたします。「横浜神奈川からの富士山の眺望」、「江戸城の城壁と北門(筋違橋付近)」、「江戸 日本橋付近」など、各地の特徴を的確にとらえた筆致は息を呑むほどの美しさに満ちています。これを機に郷愁を誘う 日本の原風景をお楽しみいただければ幸いです。
【場所】5階常設展示室 第2企画展示室出口付近
【会期】平成23年5月1日(日)~5月29日(日)
The Tokyo Metropolitan Edo-Tokyo Museum was opened in 1993 and has been in operation for about 30 years. During this time, the museum's facilities and equipment have deteriorated over the years, and the museum will be closed for major renovations, including a complete renewal of equipment and facilities.