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特別展「いけばな〜歴史を彩る日本の美〜」

開催概要 展示構成 関連事業    
         
あの秀吉が絶賛した大砂物をCGで再現!
各流派の生け込みは必見

  仏に供える花を源流とし、室町時代に書院の飾りや連歌会(れんがえ)、茶会、七夕法楽(たなばたほうらく)の花などで様々な様式が誕生した「いけばな」。江戸時代には各流派が生まれ、庶民にも広がり、明治時代には女性の教養として普及、海外にも「IKEBANA」として知られるようになりました。
  本展では、後世のいけばなの手本とされた室町時代の花伝書や代表的な立花図を並べた屏風、花を楽しむ女性たちを描いた浮世絵など重要文化財を含む約170件を通して、日本のいけばなの多彩な展開や深い芸術性を紹介します。さらに、いけばなの伝統的な型を復元展示するほか、大名邸で立てられた大型の立花をCGで再現するなど、いけばなの魅力をわかりやすく展示します。
※会期中、一部作品に展示替えがあります。      【展覧会公式サイト】    


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開催概要

「いけばな〜歴史を彩る日本の美〜」展
開催期間

2009年11月23日(月・祝)〜2010年1月17日(日)

開催場所 東京都江戸東京博物館 1階 展示室

〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
JR総武線両国駅西口徒歩3分、都営大江戸線両国駅A4出口徒歩1分
都バス: 錦27・両28・門33・墨38系統、夢の下町観光路線バス「都営両国駅前」徒歩3分
開館時間 午前9時30分〜午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで) ※入館は閉館の30分前まで
※2010年1月2日、3日は午前11時〜午後5時30分まで開館。
  1月4日より通常の開館時間になります。
休 館 日

毎週月曜日休館 
ただし、 11月23日(月) 、 1月4日(月) 、1月11日(月)は開館。
11月24日(火)、1月5日(火)、および年末年始(12月28日〜1月1日)は休館。

お問合せ TEL:03−3626−9974(代表)
主 催 財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、読売新聞社
協 力

財団法人日本いけばな芸術協会、アート&サイエンス

企画協力 いけばな資料館
観覧料金
特別展観覧券 特別展・常設展共通券 前売観覧券
一般
1,200円(960円) 1,440円(1,150円) 1,100円
大学・専門学校生
 960円(760円) 1,150円( 920円) 860円
中学生(都外)・高校生・
65歳以上
 600円(480円)

720円(570円)

500円
小学生・中学生(都内)  600円(480円) なし 500円

※ ( ) 内は20名以上の団体料金。
※ 共通券は江戸東京博物館のみで販売します。
※次の場合は観覧料が無料です。
  未就学児童。 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・ 精神障害者保健福祉手帳・
  被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。

※前売券は、11月22日まで販売。11月23日以降会期中は当日料金で販売。
※チケット販売場所:江戸東京博物館、チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:688-875)、
  ローソンチケット 0570-000-777(Lコード:35013)、イープラス http://eplus.jp



特別展 「いけばな〜歴史を彩る日本の美〜」展
展示資料目録
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展示構成

プロローグ いけばなの源流
自然に咲く美しい花を愛でることは、古今東西で普遍的に行われてきました。また、鑑賞するだけでなく、花や樹木そのものに霊性を感じて神のシンボルや依代(よりしろ)と見なすこともあります。仏教においては、仏前の空間を色とりどりの花で飾って浄土の世界を再現し、そして仏には供物として花と香と燈明を捧げる供養がなされます。神仏への供花の形式をみながら、いけばな成立の源流を探ります。            

花瓶と香炉(金銅一面器のうち)
「花瓶と香炉(金銅一面器のうち)」奈良国立博物館

※作品画像はクリックすると全体像をご覧いただけます。            


第1章 いけばなの成立

室町時代の京の有力公家邸では、平安時代以来の花合せに続く「花御会」(はなぎょかい)が行われていました。これは七夕法楽の行事とも結びつき、やがて室町幕府の将軍家でも行われる恒例の催しになっていたことが、公家や僧侶の日記類にみえます。また、和歌や連歌の席の座敷飾りとして、仏前供花を元にした飾りの形が整えられます。造園や座敷の飾りを担当していた同朋衆(どうぼうしゅう)と呼ばれる人々や、頂法寺池坊の僧侶の中から、特に花を専門に扱う人が現れて花の秘伝書を著し、飾りの一部であった花が、次第に独立した作品として鑑賞の対象となっていきます。


立花図屏風(右隻) 花王以来の花伝書
「立花図屏風(右隻)」  華道家元池坊総務所 「花王以来の花伝書」  華道家元池坊総務所

文阿弥花伝書
「文阿弥花伝書」 京都・鹿王院


第2章 豪華になるいけばな

戦国の世が治まり、豊臣秀吉による天下統一が成されたころから、武家の屋敷では儀礼の飾りとして立花(りっか)が取り入れられます。城や大名邸の大書院の空間を飾るため、「いけばな」は大きく豪華になりました。いっぽう京都の宮廷でも、内裏や仙洞御所、公家邸では頻繁に立花の会が催され、上流文化人の社交の場にふさわしい華麗な花が立てられます。特に後水尾(ごみずのお)天皇の周辺では、天皇の支持を得た池坊専好(いけのぼうせんこう)(二代)の活躍が目立ちます。江戸時代初期には、公家や武家から僧侶、町衆までが参加する、いわゆる寛永文化が文字通り花開きます。


重要文化財「池坊専好立花図」 七夕花扇使団
重要文化財「池坊専好立花図」
華道家元池坊総務所
「七夕花扇使団」 奈良県立美術館
(展示期間 12/22〜1/17)

花車図屏風(右隻)
「花車図屏風(右隻)」 京都・真正極楽寺

第3章 流派の誕生といけばな大流行

江戸時代初期に池坊が流派として門弟の組織が整えられた一方で、新興大都市・江戸をはじめ、全国各地を活動の拠点として新しく流派をたてる花道家が現れます。江戸時代中期以降、「いけばな」を享受する人々は新しい文化の担い手となる町衆・町人階層が中心になり、邸宅や寺院の大きな座敷での豪華な立花より、一般町家の室内でも簡易に楽しめる抛入れ(なげいれ)花・生花(せいか)が人気を集めます。おりからの出版ブームにのった「いけばな」の入門書や手引書、図録類の刊行も膨大な数にのぼり、「いけばな」は爆発的な流行をみます。


立花風俗色紙(8枚のうち) 武家邸内図屏風 生花  
立花風俗色紙(8枚のうち)
個人蔵
「武家邸内図屏風
(右隻・部分)」福井・萬徳寺
「生花」歌川豊国画
財団法人平木浮世絵財団
(展示期間 12/22〜1/17)


第4章 はなの器

花を室内に持ち込んで飾り鑑賞する場合には、瓶・壺・甕(かめ)・筒・籠など花をいける何らかの器が必要になります。「いけばな」の形が成立するまでは、むしろ花器そのものが賞玩(しょうがん)の対象になり、高価で希少価値のある銅器や青磁などの唐物の道具が珍重されていました。「いけばな」では、花材を選ぶことはもちろん、器との取り合わせも大切にされます。立花や抛入れ、あるいは茶花など「いけばな」の形式によって花器が選ばれます。現在に伝わる花器の名品と、いけばなを描いた屏風絵から、花と器の調和をみていきます。


重要文化財「色絵瓔珞文花生」 唐物竹組木耳籠花入 砂張舟花生 銘 淡路屋舟
重要文化財「色絵瓔珞文花生」
野々村仁清作 京都・仁和寺
唐物竹組木耳籠花入 
野村美術館
「砂張舟花生 銘 淡路屋舟」
野村美術館

生花図屏風
「生花図屏風」 個人蔵
(展示期間 11/23〜12/20)

エピローグ いけばなの近現代と広がり

明治維新は、日本文化に大きな変革と混乱をもたらし、伝統文化は旧弊とされ欧米の文化がもてはやされます。その欧米文化の指導のため招聘(しょうへい)された外国人が、逆に日本文化を世界に紹介し、「いけばな」も日本文化の代表の一つとして世界に知られるようになりました。そして古いものとみなされていた「いけばな」は積極的に女子教育にとり入れられるようになりました。また、近代化した各分野の芸術活動の中でも、「いけばな」は早くに前衛的作品が生み出されます。このようにして現代のいけばなは、伝統的な様式美の作品から先鋭的な作品まで、多彩に展開しています。


千代田の大奥
「千代田の大奥」 橋本周延画 江戸東京博物館

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関連事業

■ 各流派によるいけばな作品展示
 日本いけばな芸術協会の協力により、特別展入口前にて各流派のいけばな作品を展示します。
 スケジュールは以下のとおりです。

   *11月23日(月・祝)・25日(水)
   *11月27日(金)〜29日(日) 
   *12月4日(金)〜6日(日)
   *12月11日(金)〜16日(水)
   *12月18日(金)〜20日(日) 
   *平成22年1月2日(土)〜4日(月)・6日(水)・7日(木) 
   *平成22年1月9日(土)〜13日(水)
   *平成22年1月15日(金)〜17日(日)
草月流 勅使河原茜
古流松藤会 池田理英
宏道流 望月義j
池坊 戸内敏
龍生派 吉村華泉
一葉式いけ花 粕谷明弘
小原流 小原宏貴
清風瓶華 早川尚洞

草月流 古流松藤会 宏道流
草月流 古流松藤会 宏道流

池坊 龍生派 一葉式
池坊 龍生派 一葉式

小原流 清風瓶華  
小原流 清風瓶華  





■ 特別展「いけばな 歴史を彩る日本の美」
 ◇江戸文化としてのいけばな−『生花評判当世垣のぞき』を中心に

   日  時
   会  場
   講  師
   受講料
   応募締切
    講座コード

11月25日(水)午後2時〜午後3時30分    ※好評のうちに終了いたしました。
江戸東京博物館 1階会議室
松原清耕(華道義塾塾長・華道史研究家)
1,000円(800円)
11月9日(月)
0909-5-01

 
 ※( )内は江戸博・江戸東京たてもの園友の会、ボランティアに所属の方対象の受講料となります。
 ※申込先・方法など詳細は「えどはくカルチャー」チラシまたは 「えどはくカルチャー」ホームページ
   をご覧ください。

 



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