ごあいさつ

東京へ行ったら江戸博へ

 昨年の3月28日に、江戸東京博物館は開館20周年を迎えました。これを記念してさまざまな事業を展開してまいりましたが、あと一つ、特別展「大江戸と洛中」(3月18日〜5月11日開催)を残すのみとなりました。この間、ご協力をいただきました大勢の方々に厚く御礼申し上げます。
 さて、この4月から新年度(平成26年度)に入りますが、大きな事業が二つあります。一つは、常設展示の改修です。さすが20年も経ちますと、展示機器等に劣化が生じています。また展示手法や、江戸東京の研究も進化しました。限られた予算内ではありますが、来年3月28日のリニューアルオープンに向けて、館員一同、精一杯の努力をいたす所存です。よろしくご期待ください。ただし年末の1か月と来春の3か月間程、5・6階の常設展示室を閉鎖しますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
 二つ目は、2020年の東京五輪開催に向けて、しっかりとした体制を築くことです。国の内外からこの東京に、選手団だけでなく大勢の観光客がお見えになることでしょう。とくに外国からのお客様に、江戸東京の歴史と文化をご覧いただく絶好の機会になると思います。博物館のグローバル化を一層はかり、もてなしの心をもってお迎えしたいと存じます。
 本館だけでなく、分館の江戸東京たてもの園も昨年20周年を迎え、当初計画の30棟がすべて揃いました。外国からの来園者も徐々に増加しています。本年度はこれらをもとに、新たなたてもの園像をどのように描くかが課題となります。
 本館も分館も、まさに開館以来の第一ステージから、20周年を経て第二ステージへと飛躍する画期の平成26年度です。
 おわりに、いつも述べていることですが、国内はもちろん、国外へも江戸文化・東京文化の情報をさらに力づよく発信していきます。
 そして「ロンドンへ行ったら大英博へ、パリへ行ったらルーブルへ、東京へ行ったら江戸博へ」が、世界の合い言葉になる日がくること、それが私の夢です。

(平成26年4月)


館長 竹内 誠
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