特別展 1F

2003年04月11日(金)〜05月25日(日)

「武蔵 MUSASHI 武人画家と剣豪の世界」展

 

江戸初期に活躍した剣豪・宮本武蔵は、剣術兵法書『五輪書』を記す兵法家として知られ、武人画家としても優れた絵画を残しています。多くの決闘で知られる波瀾万丈の生涯は、歌舞伎や吉川英治の小説、映画、漫画を通じて広く大衆に親しまれてきました。

この展覧会では、NHK大河ドラマ「武蔵」にちなんで、今なお私たちを魅了してやまない武蔵の波乱に満ちた生涯や、ヒーロー化された人物像、剣豪と呼ばれる人びとが活躍した時代を、武蔵自身の作品を含む多様な資料をもとに紹介します。

開催概要

会期 2003年4月11日(金)~5月25日(日)
会場 江戸東京博物館 1階 企画展示室
休館日 毎週月曜日
※ただし4月28日(月)・5月5日(月)は開館、5月6日(火)は休館。
主催 (財)東京都歴史文化財団 、江戸東京博物館、NHK、NHKプロモーション
料金
「武蔵 MUSASHI 武人画家と剣豪の世界」展 観覧券 常設展との共通券
一般  900円(720円) 1200円(960円)
大学生・専門学校生  720円(570円) 960円(760円)
小・中学生(都内)  450円(360円)  なし
中学生(都外)・高校生・65才以上

 450円(360円)

 600円(480円)

 

*( )内は20名以上の団体料金。

 

*次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。
・未就学児童
・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添の方

 

*小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料ですので、共通券はありません。

 

展示構成とおもな展示資料

 第一章「武蔵 ~人と作品~」

武蔵自身が描いた書画や兵法書、武蔵所用の来歴をもつ品々を中心に、武蔵を庇護した細川家など武蔵を取り巻く人びとの遺品を含めて、武蔵の実像に迫ります。

 

 第二章「剣豪の世界」

柳生新陰流、宝蔵院流、吉岡流など、武蔵と関わった諸流派の目録、伝書をはじめ、同時代の刀剣及び刀剣関係の優品を通して、剣術家武蔵の生きた世界を描きます。

 

 第三章「武人画家の世界」

武蔵が絵画において影響を受けた海北友松(かいほうゆうしょう)の作品を中心に、戦国時代に活躍した山田道安(やまだどうあん)・土岐洞文(ときとうぶん)・郷目貞繁(ごうのめさだしげ)といった武人画家の世界を展示します。

 

 第四章「大衆のヒーロー」

江戸時代から現代に至るまで、歌舞伎や芝居、映画、小説、漫画などを通じてヒーロー化され、大衆に受け入れられた武蔵像を多様な資料を基に幅広く紹介します。

資料写真

宮本武蔵像

①宮本武蔵像
江戸時代
島田美術館所蔵
(展示期間4/11~4/27)

宮本武蔵筆遊鴨(ゆうがも)図

②宮本武蔵筆
遊鴨ゆうがも
江戸初期
岡山県立美術館所蔵
(展示期間5/7~5/25)

 

宮本武蔵筆 達磨図

③宮本武蔵筆 達磨だるま
江戸初期
岡山県立美術館所蔵
(展示期間4/11~5/5)

宮本武蔵筆 鵜図

④宮本武蔵筆 
江戸初期
岡山県立美術館所蔵
(展示期間4/11~5/5)

 

宮本武蔵筆 周茂叔(しゅうもしゅく)図

⑤宮本武蔵筆 周茂叔しゅうもしゅく
江戸初期
岡山県立美術館所蔵
(展示期間4/11~5/5)

宮本武蔵筆 茄子図

⑥宮本武蔵筆 茄子なす
江戸初期
岡山県立美術館所蔵
(展示期間4/11~5/5)

 

藤原正吉筆 鷹図

藤原ふじわら正吉まさよし
たか
室町末期
岐阜市歴史博物館所蔵
(展示期間4/11~5/5)

土岐洞文筆 二起二睡図

土岐とき洞文とうぶん
二起二睡にきにすい
室町末期
岐阜市歴史博物館所蔵
(展示期間5/7~5/25)