江戸のにぎりずし(寿司・鮨)の発祥は?(2000年)

2015/06/08

 『図説江戸時代 食生活事典』(雄山閣出版1978)には1820年(文政3)頃とあり、松ヶ鮓・与兵衛鮓の名があげられています。 『江戸川柳飲食事典』(東京堂出版1996)には文化文政年間の頃とあり、「嬉遊笑覧」の「文化のはじめ頃、深川六軒ぼりに松がすし出きて」という 記述からこれがにぎり寿司の初めかと推測されるとあります。一方、『日本の食文化大系13すし通』(東京書房社1985復刻版)には 文政になって華屋与兵衛がはじめて現代式のにぎり寿司を売り出したとあります。ほか『江戸時代館』(小学館)(2008/12/19追記)

 

(参考資料)

『図説江戸時代 食生活事典』雄山閣出版 1978年 3838/4/91

『江戸川柳飲食事典』東京堂出版 1996年 3838/113/96

『日本の食文化大系13すし通』東京書房社 1985年復刻版 3838/125/13

『江戸時代館』小学館 2003年 2105/1128/003-S00

『すしの歴史を訪ねる 岩波新書』日比野光敏著 岩波書店 1999年 3838/158/99

『江戸前の味』長崎福三著 成山堂書店 2000年 3838/165/000

『すしの事典』日比野光敏著 東京堂出版 2001年 3838/161/001

『すしが好き! サカナが好き!』千葉県立房総のむら,千葉県教育振興財団房総のむら 2008年 M35/CH-8/2 (江戸時代の様々なすしの模型など)

『錦絵が語る江戸の食』松下幸子著 遊子館 2009年 3838/215/0009 p.102~105 (すし屋台の絵あり)

 

(備考)

歌舞伎座「江戸食文化紀行」  http://www.kabuki-za.com/syoku/2/no21.htmlwindow open  (2010/10/28確認)

 

(類似事例)「江戸前の鮨(にぎり鮨)の屋台がえがかれている浮世絵または版画がないか。」(東京都立中央図書館) http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000013340window open

 

(レファレンス協同データベース版)http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000013730window open