2019年11月〈東京ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2019.11.08展覧会・常設展

11月展示替情報 東京ゾーン

常設展示室(5階)で展示替を行い、11月6日(水)から新たに資料を展示しています。

主な資料を紹介します。

 

 東京名所三十六戯撰 元昌平坂展覧会

1、「東京名所三十六戯撰ぎせん 元昌平坂もとしょうへいざか展覧会」

  From The Thirty-Six Famous Entertainment Site in Tokyo: The Exposition at Former Shōheizaka

展示コーナー:T3 産業革命と東京 商工業の都市コーナー

展示期間:2019年11月6日(水)~12月8日(日)

1872年(明治5)

昇斎しょうさい一景いっけい/画 万屋よろずや孫兵衛まごべえ/版

 

 文部省博物局が開催した博覧会の様子のうち、陳列品の目玉ともなった名古屋城の金鯱きんしゃち1体が大きく描かれています。もう1体は、ウィーン万国博覧会にも出品されました。

 本図では、観覧客が博覧会のシンボルともいえる金鯱に驚き、腰を抜かす様子などが、やや誇張的に描かれており、当時の反響の大きさがうかがわれます。

 

 

 昭和東京百図絵頒布画 第一景 永代と清州橋

2、昭和東京百図絵頒布画 第一景 永代と清州橋

  Showa Tokyo 100 colored woodblock prints, No. 1 : A view of Kiyosubashi Bridge from Eitaibashi bridge

展示コーナー:T5 関東大震災 大震火災コーナー

展示期間:2019年11月6日(水)~12月8日(日)

1928年(昭和3)

小泉癸巳男(きしお) / 画・版

 

 復興橋である永代橋は1925年(大正15)、清洲橋は1928年(昭和3)に完成しました。当時、隅田川の河口にあった永代橋は重厚なアーチ鋼鉄橋で、「帝都東京の門」といわれ、優美な吊橋の清洲橋は、「震災復興事業の華」とうたわれました。

 小泉癸巳男は、震災後につくられたコンクリートと鉄でできた建造物にも美しさを見出し、完成後の改版も含めた、105枚からなる東京風景版画シリーズの画題にしました。

 

 東京空襲スケッチ B29悠々中空に浮ぶ 初見参驚嘆に値す

3、東京空襲スケッチ B29悠々ゆうゆう中空に浮ぶ 初見参はつけんざん 驚嘆きょうたんあたい

  Sketches of the Tokyo Air Raids ; A picture of B29 floating in the sky. I saw it for the first time and grazed with wonder upon it.

展示コーナー:T7 空襲と都民 東京大空襲コーナー

展示期間:2019年11月9日(水)~12月8日(日)

 1944年(昭和19)11月24日午後2時

飯塚米雨/画

 

 「東京空襲スケッチ」は、1944年(昭和19)11月24日から翌年2月25日までの空襲の様子を描いた40図の水彩画集。当時、上野桜木町在住の美術史家飯塚米雨が目撃した光景をそのまま描いています。飯塚はこの時期に反故紙ほごかみへ書き付けていたメモを後年大学ノートに清書し、「東京空襲日記」としてまとめました。

 日記によれば、11月24日昼の12時10分、空襲警報が発令され、家族と防空壕へ向かったが、飯塚は壕を出て、中空に音もなく浮ぶ敵機(B29)に初遭遇しました。その第一印象を「巨大なクジラ」と形容し、「空襲下の美しくも危険な光景」として、スケッチに残しています。しかし警戒の半鐘もならず、高射砲も打たれないまま、しばらくすると機体は彼の視界から消えました。

 

19年11月_展示替えマップ_東京ゾーン