平成30年12月〈江戸ゾーン〉の展示替えをおこないました!

2018.12.28展覧会・常設展

12月展示替情報 江戸ゾーン

常設展示で展示替を行い、1月2日(水)から新たに資料を展示します。

主な資料を紹介します。

 

(1)

1812_ukee

有卦うけ やっこ姿すがた福助ふくすけ

Fukusuke, the lucky boy, with dandy style

    展示コーナー:E3 出版と情報 あふれる出版物

 展示期間:2019年(平成31)1月2日(水)~同年3月24日(日)

  1855年(安政2)1月

  歌川広重/画

 

 江戸時代、幸運な時期(有卦うけ)7年と不幸な時期(無卦むけ)5年が周期的に繰り返すと、広く信じられていました。有卦に入ることを知らせ、祝う絵を有卦絵といいます。「福」に通じることから「ふ」で始まるものを描いた絵が贈られました。この絵では福助、富士のほか、奴が持つ毛槍に見立てて筆が描かれ、刀の代わりに笛を腰に差しています

 

 

(2)

1812_shichifukujin

七福神しちふくじん

Shichifuku-jin, the seven gods of fortune

    展示コーナー:E6 江戸の四季と盛り場 江戸の四季

 展示期間:2019(平成31)年1月2日(水)~同年1月27日(日)

  1853年(嘉永6)1月

  歌川豊国(3代)/画

 

 江戸時代、富士、鷹など吉運のある初夢を見るために、「宝船絵」を枕の下に入れて眠る習慣があり、正月2日の宵に売られました。その多くは1枚ものの刷物であったと思われますが、本図は3枚続きの錦絵で、吉祥を示す打ち出の小槌を持つ大黒、鯛を持つ恵比寿、軍配を持つ布袋などの七福神が宝船に乗る様子を描いています。

 

 

(3)

1812_jikubon

蔓梅擬つるうめもどき目白めじろ蒔絵まきえじくぼん

Jiku-bon (Scroll Tray) with Bittersweet Vine and White-Eyes in Maki-e

 展示コーナー:E8 江戸の美 装いとかざり

 展示期間:2019(平成31)年1月2日(水)~同年1月27日(日)

  1821年(文政4) 重要文化財

  原羊遊斎/作、酒井抱一/下絵

 

 下絵を描いた酒井さかい抱一ほういつは、琳派りんぱ様式に江戸の洗練や好みを加えた「江戸琳派」を興した人物で、作者のはら羊遊ようゆうさいは、江戸後期に活躍した蒔絵師です。

図様は、朱色の実をつける蔓梅擬つるうめもどきを軸盆の外側に這わせ、枝に目白めじろを配しています。蔓はきん薄肉うすにく高蒔絵だかまきえ、実はべに珊瑚さんご、目白はこな蒔絵まきえ仕上げと、高度な技法が施されています。

 

 展示替えマップ