2003.06.03(Tue)〜2003.07.09(Wed)

2003.06.03(Tue)〜2003.07.09(Wed)
発掘された日本列島2003-新発見考古速報展-
平成8年度から開催している「埋蔵文化財」公開普及事業の一環で、近年に全国で発掘されたおもな考古資料を展示する。平成15年度の中核展示としては、真の継体天皇陵と思われる、今城塚古墳が注目である。地域展としては、江戸(神田岩本町遺跡)と群馬(浅間山の噴火で埋もれていた上福島中町遺跡)の比較、 ならびに六本木の毛利藩中屋敷跡から発掘された地鎮祭用具(永楽通宝、金銭、銀銭と輪宝)などが注目される。
会期 | 平成15年6月3日(火)~7月9日(水) | |||||||||||||||
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会場 | 江戸東京博物館 1階 企画展示室 | |||||||||||||||
休館日 | 毎週月曜日 | |||||||||||||||
主催 | 文化庁・東京都江戸東京博物館・福島県立博物館・園部文化博物館・浜松市博物館・いのちのたび博物館・鳥取県立博物館・相模原市立博物館 | |||||||||||||||
共催 | 全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会・全国埋蔵文化財法人連絡協議会 | |||||||||||||||
料金 |
*( )内は20名以上の団体料金 |
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巡回先 | ■福島県立博物館 平成15年7月15日(火)~8月13日(水) ■園部文化博物館 平成15年8月19日(火)~9月15日(祝・月) ■浜松市博物館 平成15年9月21日(日)~10月19日(日) ■いのちのたび博物館(北九州市立自然史・歴史博物館) 平成15年10月26日(日)~11月30日(日) ■鳥取県立博物館 平成15年12月6日(土)~平成16年1月18日(日) ■相模原市立博物館 平成16年1月24日(土)~2月22日(日) |
展示は、時代順に、旧石器・縄文・弥生・古墳・古代・中世・近世のほかテーマ展示「古代の表情」に分け、各時代を代表する出土品によって構成されます。主な展示資料は以下のとおりです。
旧石器時代:白滝遺跡群(北海道白滝村)
縄文時代:垣ノ島A遺跡(北海道南茅部町)
弥生時代:朝日遺跡(愛知県清洲町)
古墳:今城塚古墳(大阪市高槻市)
古代:讃良郡条里遺跡(大阪府寝屋川市)
中世:達磨寺(奈良県玉寺町)
近世:出島和蘭商館跡(長崎県長崎市)
![]() 1.尖頭器
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![]() 3.巴形銅器
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![]() 5.絵馬
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![]() 6.水晶製五輪塔形舎利容器
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![]() 7.洋式銃 |
~浅間山の天明噴火で埋もれた鎌原村や上福島中町遺跡、江戸の町屋での様々な生活道具が見つかる。 金、銀銭「永楽通宝」など、江戸の大名屋敷で見つかった地鎮具~
今年度は、江戸東京博物館独自の企画として、江戸開府400年を記念し、江戸の長屋跡(千代田区岩本町2丁目遺跡)と 浅間の噴火により埋もれた町・上福島中町遺跡の生活を展示します。上福島中町遺跡は、天明の浅間の大噴火で発生した大泥流により、一度に埋もれた町で、中 核展示でも取り上げられますが、その全容が一般に公開されるのは今回が初めてです。 他にも鎌原村(現嬬恋村)で発掘された、噴火で亡くなった二人の女性の復元頭部なども展示します。これらは、 まさに「日本のポンペイ」といっても過言ではない、発掘の成果で、江戸東京博物館会場でしかみる事はできません。
あわせて、六本木の防衛庁跡地・(萩藩毛利家屋敷跡)から出土した「永楽通宝」金銭、銀銭や輪宝などの地鎮具 (土地の神への安全祈念)をはじめとして、以下の江戸遺跡から見つかった地鎮具も同時に展示します。津軽藩藤堂家屋敷(豊島区染井遺跡) 出土のかわらけ、ガラス玉、水晶等。讃岐高松藩上屋敷(千代田区飯田町遺跡)出土の銅壺、ガラス玉、水晶玉、金箔等。江戸城出土の地鎮具(複製)。 このように江戸の最新発掘成果を紹介します。
展示期間 | 平成15年6月3日(火)~同年7月9日(水) 月曜日休館 |
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開館時間 | 9時30分~17時30分(木・金曜日は20時まで) |
会場 | 東京都江戸東京博物館1階 企画展示室(東京都墨田区横網一丁目4番1号) |
主催 | 東京都江戸東京博物館、文化庁 群馬県埋蔵文化財調査事業団 |
江戸中期、天明三年(1783)7月8日、浅間山は大噴火し、多くの人々が犠牲となり、町や村が埋もれました。今回は、企画展で取り上げた噴火で埋もれた村や町の様子を、より詳しく話してもらいます。
平成15年6月14日(土)12:30~ 受付開始
時間 | 内容・演題(課題) | 講演者等 |
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13:20-13:30 | ~開会の挨拶~ | 群馬県埋蔵文化調査事業団 |
13:30-14:30 | 鎌原村の発掘 (嬬恋村) |
松島榮治 (嬬恋村郷土資料館館長) |
14:30-15:30 | 中村遺跡の発掘 (渋川市) |
大塚昌彦 (渋川市教育委員会) |
~休憩~ | ||
15:45-16:45 | 上福岡中町遺跡の発掘 (玉村町) |
小野和之 (群馬県埋蔵文化財調査事業団) |
16:45-17:45 | 天明浅間焼けの実態と被害 | 斎藤洋一 (浅科村五郎兵衛記念館) |
17:45-17:50 | ~終了の挨拶~ | 江戸東京博物館 |
※会場は江戸東京博物館1階会議室です。
講演会費(資料代含)500円をいただきます。
演題は現在仮題ですので、変更もあり得ます。
入場は先着順で、100名が定員です。
江戸東京博物館開催の「発掘された日本列島2003-新発見考古速報展―」を記念し、浅間山の天明の大噴火で埋れた街「群馬・嬬恋村」を中心に実際に現地を訪れ、当時の模様から現在の足取りをリアルに体験して頂くツアーを企画させて頂きました。
通常ではご覧頂けない「遺跡発掘現場」も見学してしまおう!という見所たくさんの内容です。どうぞこの機会に奮ってご参加下さい。
※申し込みは終了しております。