2009.04.18(Sat)〜2009.06.21(Sun)

2009.04.18(Sat)〜2009.06.21(Sun)
手塚治虫は、日本における「ストーリーマンガ」のパイオニアとして、また「テレビアニメーション」の創始者として昭和の時代に活躍し、その生涯においてマ ンガ作品約 700タイトル(原稿枚数約15万枚)、アニメ作品約70タイトルという膨大な作品を創出しました。そして、それらの作品群は同時代に生きる人々に多大な 影響を与え、現代の文化、芸術、科学へと影響を与えました。
本展は、直筆のマンガ原稿やアニメーションの資料、愛用品などで構成され、手塚治虫の生涯そして作品を検証すると共に、 彼の作品から影響を受けたアーティストや作家の活動など、現代に継承される手塚作品もあわせてご紹介します。
また、会場の一角には、世界観を感じさせる空間演出を施し、アトムなどおなじみのキャラクターを配すなど、来場者が「資料」を見るだけでなく、作品世界そのものを体感できる場とし、大人から子どもまで世代を問わず幅広い層が楽しめる展覧会になっています。
開催期間 | 2009年4月18日(土)~6月21日(日) | ||||||||||||||||
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開催場所 | 東京都江戸東京博物館 1階 企画展示室 〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1 JR総武線両国駅西口徒歩3分、都営大江戸線両国駅A4出口徒歩1分 都バス: 錦27・両28・門33系統、夢の下町観光路線バス「都営両国駅前」徒歩3分 |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで) ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 毎週月曜日(ただし5月4日、11日、18日は開館)、5月7日(木) | ||||||||||||||||
お問合せ | TEL:03-3626-9974(代表) | ||||||||||||||||
主催 | 財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション | ||||||||||||||||
後援 | 墨田区、豊島区、練馬区、新座市、練馬区観光協会 | ||||||||||||||||
企画協力 | 手塚プロダクション | ||||||||||||||||
協力 | 宝塚市立手塚治虫記念館 | ||||||||||||||||
協賛 | 明治製菓、ドワンゴ | ||||||||||||||||
観覧料金 |
※ ( ) 内は20名以上の団体料金。 |
音声ガイドのご案内
![]() 手塚眞 |
【音声ガイドアトムツアーズ】
![]() ![]() アトム ブラック・ジャック |
聴きどころ その一
藤子不二雄氏の特別インタビューを収録
伝説の赤本「新寳島」に出会った時の衝撃を、当時のことを振り返りながら生き生きと語ってくださいました。音声ガイドでしか聞けない貴重な時代の証言をお楽しみ下さい。
聴きどころ その二
手塚治虫は、1928年(昭和3)11月3日大阪府豊中市に生まれ、2008年(平成20)に生誕80周年を迎えました。 本展はこれを記念し、手塚の人間像と作品世界を組み合わせながら、質・量ともかつてない規模で紹介します。
![]() 手塚治虫 |
時代の流れの中で手塚治虫が生み出してきたものとは何か。表現手法の変化、形の変遷とはどんなことであったのか。 手塚は、ストーリーマンガの開拓、ともに国産初であった 30 分アニメシリーズの放映や 30 分カラーアニメシリーズの放映など、新たな試みに挑戦し、そのスタイルを作り上げてきました。 このゾーンでは、昆虫を追った少年時代から、戦争を体験した中学時代、医学生時代やトキワ荘での活躍、家庭人としての顔、アニメにかけた夢、倒産と苦悩、 仕事への執念、闘病の日々、そして今に伝わる手塚の心、というテーマで、初公開となる自宅の仕事机、自身の医師免許や思い出の写真、愛用品などの展示から、手塚の人生をたどります。
「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「火の鳥」の作品を中心とした 3 つの空間で構成されています。息吹が伝わってくるような直筆原稿や作品世界を体感できる立体展示により、手塚の伝えたかったビジョン、メッセージを感じていただきます。
鉄腕アトム |
十万馬力で正義の味方の鉄腕アトム。子どもたちのヒーローとされてきたアトムですが、実は天才科学者の息子の代替品として作られました。 手塚はこの作品の中で、単なる科学礼讃ではなく、科学技術への過信が人間性や社会にとっていかに危険なものであるかという問題を提起しています。子どもた ちへ託したかった夢や憧れとともに、社会不安に起因する戦争勃発や自然破壊への危機感といった未来への警鐘が、手塚のメッセージとして作品にこめられてい るのです。
天才的な技術を持ちながらも、法外な治療費を取る無免許の外科医、ブラックジャック。その彼でさえかなわぬ課題があります。手塚は生と死をテーマに描いたこの作品の中で、生きることの喜びと大切さ、生命の尊厳を伝えています。
かけがえのないものである命。人生はたった一度しかなく、死によってすべてが失われること。自然の中にも人間と同じ生命が満ちていて、それらが密接に相互関係を保ちながら地球に存在すること。地球は我々が住める唯一無二の天体であること。
人間にとって永遠のテーマである生命の尊厳について、 医師を目指した手塚の哲学がこれらの作品で語られています。
火の鳥は人間の生と死、輪廻転生をテーマに描かれています。壮大なスケールの中で交差する遥かなる未来と過去の時間軸、そしてその中に見られる宇宙 観や生命観。 手塚治虫は数多くある作品において、「人間性とは何か」というメッセージを問いかけています。時代の移り変わりとともに失われていく人間性、日本人として の姿。本来の人間の姿とは、本質とは、いったい何なのか?という、未来へ向けた手塚の思いを伝えます。
画像提供:©手塚プロダクション
日本のマンガ、アニメ文化のいまと未来を楽しみながら考える、連続シンポジウムです。
プログラム | ナビゲーター:手塚眞(ヴィジュアリスト) 司会進行:渡邊あゆみ( NHK アナウンサー) ①日本アニメの未来 4/18 (土) 13:00 ~ 15:30 パネリスト:杉井ギサブロー、ゆうきまさみ、竹内宏彰、片山雅博 ②アートへの道 4/18 (土) 16:30 ~ 19:00 パネリスト:リリー・フランキー、日比野克彦、岩井俊雄、長谷川祐子 ③永遠の火の鳥 4/25 (土) 14:00 ~ 16:30 パネリスト:松岡正剛、岡野玲子、夢枕獏、夏目房之介 |
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会場 | 江戸東京博物館 1階ホール |
定員 | 400 名(各回) |
入場料 | 無料(事前申込制) |
参加方法 | ●往復はがきでのお申し込み 往復はがきに必要事項を記入していただき、返信用はがきにご自身のご住所・お名前をご記入のうえ、下記あて先までご応募ください。*必要事項 参加希望プログラム名( 1 枚のはがきにつき 1 プログラム)、参加希望人数( 1 枚のはがきにつき 2 名まで)、代表者名・ふりがな、住所、電話番号*あて先 〒 151-0066 東京都渋谷区西原 2-3-3 アタマトテ・インターナショナル「手塚治虫アカデミー」係 ※応募多数の場合は、抽選になります。 |
締切 | |
お問い合わせ | アタマトテ・インターナショナル TEL.03-5453-2911 |
The Tokyo Metropolitan Edo-Tokyo Museum was opened in 1993 and has been in operation for about 30 years. During this time, the museum's facilities and equipment have deteriorated over the years, and the museum will be closed for major renovations, including a complete renewal of equipment and facilities.