2009.06.23(Tue)〜2009.08.23(Sun)

特輯展

両国の橋と花火展

 

2009年、両国橋は創架350年の節目の年を迎えます。1659年(万治2)に竣工を祝う「渡り初め」が行われて以来、両国橋は災害や老朽化に伴い幾度も架け替えられてきました。とくに明治以降の両国橋は、洋風の木橋から鉄橋、現在の鋼鉄桁橋とそのかたちを大きく変えていきます。当館所蔵の錦絵や写真によって、両国橋をかたちの移り変わりに注目して展示します。 また江戸時代の両国橋界隈は、多くの見世物小屋や屋台が立ち並び、活気あふれる盛り場として親しまれていました。川開き以降夏が終わるまでは、納涼や花火を楽しむ多くの人々が集いました。これは隅田川花火大会の原型となり、現在も毎年100万人近い人出で賑わいます。今回の特集では、江戸時代から現代までの両国橋の移り変わりを花火とともに紹介し、創架350年を飾ります。

 

「東都両国橋夕涼図」 渓斎英泉/画

「東都両国橋夕涼図」 渓斎英泉/画 文化~弘化期(1804~1847)

開催概要

開催期間

2009年6月23日(火)~8月23日(日)

前期:6月23日(火)~7月26日(日)
後期:7月28日(火)~8月23日(日)

会場 東京都江戸東京博物館(東京都墨田区横網一丁目4-1)
5階 常設展示室内「江戸の四季」コーナー
休館日 毎週月曜日休館。ただし、7月20日は開館。翌日21日(火)が休館
開館時間 午前9時30分~午後5時30分(土のみ午後7時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで
入場料

※常設展観覧料に含まれます。

常設展示観覧料
一般 600円(480円)
大学生・専門学校生 480円(380円)
中学生(都外)・
高校生・65歳以上
300円(240円)
中学生(都内在学・在住)・
小学生・未就学児童
無料

 

  ※( )内は20名以上の団体料金

 

主な展示資料(予定)

渓斎英泉「東都両国橋夕涼図」
永島春暁「東京両国橋 川開大花火之図」
歌川国芳「安政二乙卯十一月廿三日 両国橋渡初之図」
小泉癸巳男「昭和大東京百図絵版画完制判 第六十六景 両国の川開き」 「東京両国橋欄干折損の図」
「花火秘伝集」など
※すべて当館蔵(会期中、展示替があります)

関連事業

ミュージアムトーク

①「両国の橋と花火」展のみどころ(担当:大橋菜都子)

開催日 7月10日(金)、17日(金)、8月7日(金)
時間 午後4時~(所要時間 30~40分)
集合場所 5階常設展示室 日本橋下

 

②「日本橋と両国橋」 (担当:市川寛明)

開催日 7月24日(金)、31日(金)
時間 午後4時~(所要時間 30~40分)
集合場所 5階常設展示室 日本橋下