読み上げる 2018.06.26展覧会・常設展 6月展示替情報 江戸ゾーン 常設展示室(5階)で展示替を行い、6月26日(火)から新たな資料を展示しています。 その中から主な資料を紹介します。 (1) 「震字軍配団扇しんじぐんばいうちわ」 Battle fan with the character for “tremble” (Handed down in the Satake family) 展示コーナー:E1 江戸城と町割り 武家の文化 展示期間:2018年(平成30)6月26日(火)~同年7月22日(日) 1590年(天正18) 本資料の箱書きに1590年(天正18)の小田原攻めに際して、佐竹義宣が豊臣秀吉の許に参陣し、その折りに拝領したと記載されています。 拝謁はいえつの後、佐竹義宣は命により豊臣軍の一員として、北条氏の重要拠点である鉢形城(現埼玉県寄居町)攻めに向かいました。本軍配団扇の下賜は、この出陣命令と関連するものとも考えられます。 (2) 「東都両国橋とうとりょうごくばし 夕涼図ゆうすずみのず」 展示コーナー:E6 江戸の四季と盛り場 江戸の四季 展示期間:2018年(平成30)6月26日(火)~同年7月22日(日) 渓斎英泉/画 蔦屋吉蔵/版 1818~30年(文政期) 夕涼みの花火見物で賑わう両国橋周辺。豪華な屋形船の周囲に、西瓜を売るウロウロ舟、笛と太鼓で盛り上げるお囃子舟が近寄ります。その他いくつもの舟で川面が見えないほど込み合い、橋の上も群集があふれています。 (3) 「印籠時計いんろうどけい」 Clock portable 展示コーナー:E7 文化都市江戸 江戸の文化交流 展示期間:2018年(平成30)6月26日(火)~同年9月24日(日) 江戸時代末期 印籠は昔の薬入れの容器で、腰に提げて携帯しました。この印籠時計は懐中時計の一種で、中に入れる薬のかわりに機械時計を嵌め込んだもの。動力はぜんまいで、時打ち装置もついています。 一覧に戻る