2006.01.27(Fri)〜2006.03.05(Sun)

Feature Exhibition 5F

東京エコシティ-新たなる水の都市へ

東京エコシティ-新たなる水の都市へ

 

東京エコシティー新たなる水の都市へ ~Urban Ecology -Tokyo Water City~

 

江戸東京博物館(両国)では、年6回ほど1階企画展示室で開催されている企画展のほかに、5階常設展示室内において、特別料金なしで観覧できる第2企画展を随時開催しています。

1月27日(金)より、「水の都市」としての東京にスポットをあてた企画展示を行います。

東京は、先端技術で支えられた巨大な情報・経済都市というイメージですが、実はその歴史の中では、ヴェネツィアにも似た「水の都市」と繰り返し言われてきました。

かつて江戸東京の下町は、武蔵野台地の東に広がる低湿地に土木技術を駆使し埋め立てを進めながら、水路が網目状にめぐる独特の都市空間を形成し、人や物が往来していました。明治から昭和初期にかけても、水辺は都市活動の舞台として生き続けていたのです。その風景の美しさは、多くの景観画や古い写真に見事に表現されています。

「東京エコシティ―新たなる水の都市へ」展では、地図や写真、絵画、模型などで、江戸以来の東京の水辺空間の変遷を歴史的に辿るとともに、将来の豊かな「水の都市」の形成に向けてのヴィジョンも紹介します。

開催概要

開催期間 2006年1月27日(金)~3月5日(日)
会場 江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室
休館日 毎週月曜日(ただし、大相撲東京場所開催期間は開館)、年末年始
開館時間 午前9時30分~午後5時30分
(3月31日までの木曜・金曜は午後8時まで。入館は閉館の30分前まで)
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。
主催 東京都、東京都江戸東京博物館(代表電話:03-3626-9974)
共催

法政大学大学院エコ地域デザイン研究所/東京キャナル・プロジェクト実行委員会

協賛 株式会社大塚商会/東京ガス株式会社/三菱工業株式会社/三井不動産株式会社/三菱地所株式会社
後援 国土交通省/千代田区/中央区/独立行政法人都市再生機構/社団法人日本建築学会/ 社団法人土木学会/社団法人都市計画学会/NPO法人大丸有エリアマネジメント協会

主な展示資料

江戸鳥瞰図 歌川国盛画 江戸末期

江戸鳥瞰図 歌川国盛画 江戸末期

1865年(安政3)の大火『安政見聞集』

1865年(安政3)の大火『安政見聞集』

 

東京湾で底引網漁をする打瀬船 1947年

東京湾で底引網漁をする打瀬船 1947年

フューチャー・ビジョン その1

フューチャー・ビジョン その1

 

フューチャー・ビジョン その2

フューチャー・ビジョン その2

東京湾模型

東京湾模型

関連事業

えどはくカルチャー 展覧会関連講座

 

二つの水の都市―ヴェネツィアと東京の比較論―

日時 1月31日(火)午後2時~午後3時30分
講師 陣内秀信(法政大学教授・法政大学大学院エコ地域デザイン研究所所長)

 

水の都市・東京の形成を読み解く

日時 2月1日(水)午後2時~午後3時30分
講師 岡本哲志(岡本哲志都市建築研究所代表・法政大学大学院エコ地域デザイン研究所)

 

水の都市の暮らし

日時 2月2日(木)午後2時~午後3時30分
講師 難波匡甫(法政大学大学院エコ地域デザイン研究所)

 

水辺の近代建築

日時 2月8日(水)午後7時~午後8時30分
講師 米山勇(当館都市歴史研究室助教授)

 

江戸とアムステルダム―水とのつき合い方比較―

日時 2月15日(水)午後7時~午後8時30分
講師 小林克(東京都写真美術館学芸員)

 

隅田川 舟運のうつりかわり

日時 2月16日(木)午後7時~午後8時30分
講師 松井かおる(当館学芸員)

 

「東京エコシティ―新たなる水の都市へ」展
開催記念シンポジウム・第170回江戸東京拡大フォーラム

シンポジウム 「東京エコシティ―新たなる水の都市へ」展

パネリスト 岡本哲志(岡本哲志都市建築研究所代表)
ロドリック・ウィルソン(法政大学大学院エコ地域デザイン研究所)
石川初(ランドスケープ・アーキテクト)
田島則行(建築家/テレデザイン)
渡辺真理(建築家/法政大学教授)
久野紀光(建築家/東京工業大学助手)
猪野忍(建築家/法政大学講師)
小林博人(建築家/慶応大学助教授)
司会 陣内秀信(法政大学教授)
日時 2006年1月28日(土) 午後1時~午後5時 <終了しました>
会場 江戸東京博物館 1階ホール
参加費 無料、当日先着順(先着400名)
主催 財団法人東京都歴史文化財団、東京都江戸東京博物館、法政大学大学院エコ地域研究所、東京キャナル・プロジェクト実行委員会、財団法人住宅総合研究財団
前日までの
問い合わせ
(財)住宅総合研究財団江戸東京フォーラム委員会事務局(担当:鈴木)
電話:03-3484-5381
URL: http://www.jusoken.or.jp/